電気料金の値上げを検討している関西電力が、高浜原子力発電所の3、4号機(福井県高浜町、出力計174万キロワット)の再稼働を織り込んだ事業計画を値上げ申請と同時に国に提出する。関電は悪化した経営を料金値上げと再稼働による収支改善で立て直す方針だ。
関電は、稼働中の大飯原発3、4号機(福井県おおい町、同計236万キロワット)以外の原発が再稼働しなければ、今後3年間で毎年6千億円の収入が不足すると見込んでいる。これを補うために、人件費削減など経営効率化以外に、高浜3、4号機の再稼働で約2千億円の収支改善を図り、さらに家庭向け料金を1割強、企業向け料金を2割前後値上げする構えだ。
高浜3、4号機はストレステストの1次評価の審査を終えているが、国の原子力規制委は来年夏までに新たな安全基準を作り、再稼働の是非を判断する見通しで、関電の計画通りに経営改善が進むかは不透明だ。