◇新日本プロレス ワールド・タッグリーグ
オカダ・カズチカ(右)は、トップロープに登った棚橋弘至を攻める=東京ドームシティホールで
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▽開幕戦▽14チーム▽20日▽東京ドームシティホール▽観衆1900人
新日本の実力ナンバーワンタッグチームを決めるリーグ戦が開幕した。今大会の台風の目、オカダ・カズチカ(25)&YOSHI−HASHI(30)組が棚橋弘至(36)&キャプテン・ニュージャパン組を一蹴。V戦線に名乗りを上げた。大会は2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各上位2チームが12月2日の名古屋大会(愛知県体育館)での決勝トーナメントに進む。
オカダは大柄なキャプテンを11分10秒、ドロップキックからレインメーカー(至近距離ラリアット)でなぎ倒し、絶好のスタート。YOSHI−HASHIとは同じ愛知県出身とあって、息もぴったりだ。
オカダは年明け1月4日の東京ドーム大会のメーンで、棚橋の持つIWGPヘビー級王座に挑戦が決まっている。この日はその前哨戦の意味合いもあったが、その棚橋にも豪快なドロップキックを決めるなど、やりたい放題。「楽しいね。棚橋はあんなものか。もっとしっかりしてくれよ」と、完全に見下ろしていた。YOSHI−HASHIも「もっと手応えのあるチームだと思っていたのに」と不敵な言葉。その目はすでに、地元で行われる決勝トーナメントに向いている。
一方、岐阜県大垣市生まれの棚橋にとっても、名古屋は準地元だけに、簡単には引き下がれない。「絶対にこれから巻き返す」と、気落ちはなかった。
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