中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


金崎の執念 3位浮上狙う

2012年11月21日 紙面から

ミニゲームで積極的な動きを見せる名古屋・金崎=トヨタスポーツセンターで(今泉慶太撮影)

写真

 名古屋グランパスのMF金崎夢生(23)が20日、次節鹿島戦(24日・豊田ス)に向けて、「気持ちで負けないこと」と意気込みを語った。現在13位の鹿島は残留争いの渦中にあり、グランパス戦には“背水の陣”で臨んでくることが予想される。金崎は「ボクらだって負けられないのは一緒」と執念では劣らないと強調。崖っぷちの鹿島をたたいて3位浮上を狙う。

 残留争いの苦しさは痛いほど知っている。コンスタントに上位争いを繰り広げているグランパスにあって、J1からJ2への降格を経験している数少ない選手の一人が金崎(他にはFW玉田とGK高木)だ。「プロ3年目ですね。普通の試合とは違う。一試合一試合、必死に戦ったのを覚えています」。大分で降格を味わった09年の記憶を、まざまざと思い起こした。

 残留と降格では天国と地獄の違いがある。次節の相手の鹿島は1度もJ2に陥落したことがなく、名古屋に決意の覚悟で乗り込んでくるはず。前節では残留争いをしている大宮、神戸、G大阪がそろって上位を破っており、“降格圏”の強さは実証済み。グランパスにとって鹿島戦は難関になりそうだ。

 金崎は「球際は激しくくるでしょうね。でもボクらだって負けられないのは一緒。ホーム最終戦ですし、3位がかかっている」。現在アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場圏内の3位・浦和とは同じ勝ち点で並んでいる。最終節での直接対決を前に敗れれば致命傷になるだけに、状況は一緒だと力説した。

 「有利な点もあります。残留争いをしていると、どうしてもプレーが固くなってしまうんです。ボクらの方がのびのびとできる」と金崎は体験者ならではの見方を語る。前節の磐田戦では終了間際に投入され、わずか数分の出場時間で永井の2点目をアシストした。金崎の切れ味鋭いドリブルが、次は瀬戸際の鹿島をたたきのめす。 (木村尚公)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ