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【グラニュース】


【選考理由】 攻守で圧倒的な存在感

2012年11月22日 紙面から

 最優秀選手賞は、ファン投票で3位以下を大きく離してトップを争った闘莉王と永井の一騎打ちとなった。

 闘莉王はDFの中心としてチームを引っ張っただけでなく、FWに故障者が続出した夏以降は、ストライカーとして活躍。神戸戦で4得点するなど、圧倒的な存在感を示した。一方の永井は7月に3試合連続ゴール。上り調子で迎えたロンドン五輪では、強豪スペインを破るなど、ベスト4進出に大きく貢献した。2年目の今季は10ゴールを決めているが、ロンドン五輪以降はインパクトに欠け、シーズンを通して攻守にハイレベルなプレーを見せた闘莉王には及ばなかった。

 優秀選手には永井のほか、安定したパフォーマンスでチームを支えた楢崎と田中隼。若手を対象にしたフレッシュグランパス賞は、シーズン序盤にレギュラーに起用され、中盤の軸としてプレーしたプロ4年目の田口が選出された。

◆田口フレッシュ賞、来年の飛躍を誓う

 フレッシュグランパス賞に選ばれた田口は“2年目のジンクス”を打ち破ると誓った。2013年に向けて「来年はもっとやらないといけない。試合に出続けて、勝利に貢献することが目標です」と宣言。レギュラーとして足場を固め、チームに勝利をもたらす存在になると語った。

 今季は大ブレークを果たした。故障者続出で5月19日の仙台戦でプロ初スタメンを果たすと、確かな技術でまたたく間に先発に定着。ストイコビッチ監督から「田口はまるでシャビ(バルセロナ)のようだ」という最高の賛辞まで得た。

 「今年は危機感が強かった。メンタル面が変わったと思う」と田口は語る。一皮むけた新鋭ボランチは、来季も柱として期待できそうだ。 (木村尚公)

 ▽GK楢崎「(優勝が絶望的という状況もあり)自分としては胸を張って賞を頂ける年ではなかった。今年は闘莉王しか働いてないんじゃないかな」

 ▽DF田中隼「サイドバックは見てくれる人が見てくれないと評価されない。そういう意味で受賞はうれしい」

 ▽FW永井「受賞はありがたいですが、チームの成績を考えれば、複雑な気持ち」

 

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