トップ > ノンセクション > ヘルス > 安直な理由で広まった“若返り”ブーム

人気ランキング
東スポ芸能
東スポ本紙の芸能スクープ記事がスマホで読める!
国内3キャリア完全対応
詳しくはこちらから
アクセスはこちら!
http://g.tospo.jp/
QRコードQRコードをスマートフォンから読み取ってください


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

安直な理由で広まった“若返り”ブーム
2012年11月07日 10時00分

【なつかしの健康法列伝:牛の脳下垂体がブーム】

 1952年(昭和27年)、全国のお医者さんで食肉処理場がごった返す事態が起きた。

 というのも、牛の脳下垂体を人間の筋肉に埋め込むと、若返りに効果絶大という噂が広がったから。大学病院の医師から開業医にいたるまで、入手希望者が殺到したという。

 施術の具体的な方法は、牛の脳下垂体の皮をむきメスで細かく刻み、細切れになったものを患者の尻の筋膜下に入れ込むというものだったらしい。

 若返り希望者(需要)と、処理される牛(供給)のバランスがとれておらず「処理場では牛の頭の奪い合いだった」という記事も残っている。

 また、当時の医者の卵は教授から「ちょっと実験台になってみろ」と、やたらめったら尻の皮膚を削られるという悲惨な現象も起きたとか。もちろん、その若者たちが若者のままであるという事実は一切ないが…。

 脳下垂体はホルモンのボス的存在。どうやら「ホルモンのボスなのだから、移植すれば若返りに効果があるだろう」というなかなか安直な理由で広まったブームらしい。

 もちろん、細切れの皮1枚を移植したところで効果もなければ副作用もなかったようだ。バカらしく思えるブームだが、「若返り」と聞けば何でも飛びつく習性は、今も何ら変わってないような気もしたりして。




関連記事
  1. マタギが愛した栄養満点の実「ガマズミ」
  2. 島ラッキョウで血液サラサラ
  3. 〝うっかりドーピング〟どう防ぐ?
  4. 大分にあった超貴重果物「幻の桃」
  5. 地域一丸で「フリフリグッパー体操」
  6. 体にいい郷土料理「てこね寿司」
ピックアップ
投資ビギナーに人気のFXシステムトレードソフト「FONS」
急な市場の変動もものともしない!?投資ビギナーに人気の、FXシステムトレーダーソフト「FONS」の秘密に迫る

浅井がバンクレコードタイで地元記念初V!
松阪競輪開設62周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」(17日開幕)。東スポWeb特設ページで選手インタビュー&記者予想をお届けします。※スマートフォンからアクセスする場合はPC版ページをご覧ください

あの“キン肉マン”がホールに帰ってきた!
現在ホールで好評稼働中の「パチスロ キン肉マン ~キン肉星王位争奪編」を大特集。“運命の5王子”との闘いを勝ち抜くための情報をゲットしよう!

みこすり半劇場
11月22日更新

東スポ動画
19日、松阪競輪開設62周年記念(GⅢ・蒲生氏郷杯王座競輪)の3日目準決9Rを直線一気の伸びで制した市田佳寿浩(37)が通算400勝を達成した。市田は「もっと早く決められていたかな、という変なプライドもあるけどね。でも素直にうれしいです」とニッコリ。
注目コンテンツ
開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載!

ビートたけし本紙客員編集長が審査委員長の独自の映画賞!

日本マット界の隆盛、発展を祈念し、東スポが制定したプロレス大賞です。

便利帳として使えるような、いろいろなコンテンツ・情報を提供します。