見届けろ。暴走王・小川直也(44)が、IGF「INOKI BOM―BA―YE 2012」(東京・両国国技館)で浮上している藤田和之(42)戦のレフェリーにアントニオ猪木(69)を指名した。猪木から限界説を指摘されている小川は「ジジイの小言」などと大激怒。猪木が応じれば「闘魂継承者決定戦」にふさわしい一戦となるだけに反応が注目される。
10・16東京ドームシティホール大会に乱入したものの、猪木から戦力外通告を受けた暴走王が、ついに逆襲に転じた。
「そんなにガタガタ言うなら猪木さん自身が審判すればいい。迫力なくなったとか言ってんだろ、ジジイの小言みたいに。もっとも猪木さんにレフェリーをやる体力があればいいけどな」。小川は悪態をつきつつ、猪木にレフェリー就任を要求した。
言い方はともかく、主張は珍しく理にかなっている。藤田戦は「どちらが猪木の後継者か?」を決める闘魂継承マッチの意味合いが強い。勝ったほうがポスト猪木のポジションを確固たるものとする天下分け目の一戦だ。その試合を猪木本人が裁くとなれば、話題性も抜群。
小川は猪木の手によって藤田敗北の3カウントを数えさせようというわけだ。
もちろん、小川の強気発言は自信の裏返しにほかならない。最近は不気味な沈黙を続けていたが「こっちは体づくりに大変なんだよ。黙ってたんじゃねえよ。出る以上は覚悟を決めてやってるんだよ」と練習漬けの日々を送っていることを告白。実際、肉体は一段と絞られており、昨年8月の澤田敦士戦以来1年3か月欠場しているブランクは感じられない。
18日、小川はラヂオつくばの番組「小川直也の男気道場」(毎週木曜午後10時~)の収録に参加。「藤田はだいぶ自分がいい子ちゃんになりたいようだな。そんなに正義の味方になりたいんだったらかぶりもんでもやってみろ。なんなら俺は怪獣になろうか。ガハハッ」と藤田を挑発し、宿命の決戦に向け、ボルテージを上げた。
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