TextComponent

TextComponentクラスは Componentクラスの直接のサブクラスです。 java.awtパッケージに含まれます。 TextComponentクラスは、 テキストの入力アイテムである TextField および TextAreaの共通の スーパークラスです。 TextComponentは abstractなクラスであり、それ自身はオブジェクトを作りませんが、 テキストの入力を取り扱うための基本的なメソッドを提供します。
TextComponentクラスには publicなフィールドは存在しません。 しかしオブジェクトのサイズや色などの基本的な性質は、 Componentクラスから継承し内部に記憶しています。

TextComponentクラスのメソッド

TextComponentクラスにはコンストラクタはありません。 16個のpublic なメソッドが用意されています。

メッソド

isEditable()はテキストの入力が可能かどうかを返します。 setEditable()はテキストの入力が可能か否かを設定します。
getText()は入力された文字列を返し、 setText()はアイテムに文字列を設定します。
getSelectedText()は選択操作の対象となった範囲の文字列を返します。
getSelectionStart()は選択操作の対象となった範囲の始まりの位置を返し、 setSelectionStart()は選択操作の対象となる範囲の始まりの位置を設定します。
getSelectionEnd()は選択操作の対象となった範囲の終わりの位置を返し、 setSelectionEnd()は選択操作の対象となる範囲の終わりの位置を設定します。
select()は指定された始まりと終わりの範囲を選択操作の対象に設定します。
selectAll()はアイテム内のテキスト全体を選択操作の対象に設定します。
getCaretPosition()はキャレット(カーソル)の位置を返し、 setCaretPosition()はキャレット(カーソル)の位置を設定します。
addTextListener()はテキスト入力のアクション処理のオブジェクトを追加し、 removeTextListener()はテキスト入力のアクション処理のオブジェクトを削除します。 登録できるオブジェクトは必ず TextListenerを実装していなくてはいけません。 複数のオブジェクトを登録することができます。
removeNotify()は独自のデザインを利用する場合に、その削除のために呼び出します。 (addNotifiy()は実際にオブジェクトを作るサブクラスで定義される。)