テーマと要旨『“自傷と自殺について考える”』
1998年以来、日本の自殺者数は3万人台で高止まりです。ところが今年は中高年世代では自殺者数が毎月減少し、3万人台が15年ぶりに切れる見通しとなりました。
ところが若年層の自殺者は減少していないのです。当法人ではこれを見越して、この春から、主に青少年を対象にした電話相談「クリニック絆」を開設しました。この種の電話相談に訴えられる自殺問題に共通し、また圧倒的に多いのは、リストカットに代表される自傷行為です。自傷行為とは何でしょうか。手首を切ったぐらいで死なないと、安易に考える人もいます。ところが若い世代の自殺はこうした未遂を繰り返すうちに起こるのです。そこで今回は、この分野に詳しい4人の研究者からお話を伺います。こうした認識を深めることが自殺予防につながり、本人の立ち直りと成長の機会ともなります。ぜひご参加ください。
日 時:平成24年11月17日(土)午後1時30分〜5時00分(12:30開場)
会 場:筑波大学 東京キャンパス 134号室
(地図)
(東京都文京区大塚3−29−1)
参加費:
2,000円 当日会場 受付でお支払いください
(1)第1部 基調講演
「“ひきこもりと自殺・自傷について”」
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斎藤 環先生 |
(2)シンポジウム 司会:
齋藤 友紀雄先生
(当センター会長・日本自殺予防学会理事長)
1) 自傷行為の理解と援助〜若者の自殺予防のために |
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国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所成人精神保健研究部
薬物依存研究部診断治療開発研究室長
自殺予防総合対策センター副センター長 |
松本 俊彦先生 |
2) インターネットと自傷
自傷系ウェブサイトが青少年にもたらす影響について
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明治学院大学大学院社会学研究科
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砂谷 有里先生 |
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爽風会佐々木病院診療部長・当センター参与 |
斎藤 環先生 |
申込み・問い合せ:FAXまたは電話で
〒112-0006文京区小日向4-5-8三軒町ビル102
社団法人青少年健康センター (月〜金10:00〜17:00)
TEL03-3947-7636 FAX
03-3947-0766
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