日本維新の会の橋下代表代行とみんなの党の渡辺代表が、そろって街頭演説に立ちました。
選挙協力が初めて実現した選挙区で、候補予定者を応援するためです。

【日本維新の会橋下代表代行】
「石井氏はみんなの党ですよ日本維新の会じゃないから間違いないように」

がっちりと握手する、日本維新の会の橋下代表代行とみんなの党の渡辺代表。
２人が応援に駆け付けたのは、大阪１２区からみんなの党の公認候補として出馬する石井竜馬氏です。

石井氏は当初、大阪２区から出馬予定でしたが、みんなの党が、日本維新の会の要請を受け、立候補先を大阪１２区に変更。
その見返りに、日本維新の会が、石井氏を推薦し、橋下代表代行が応援に駆けつけました。

【日本維新の会橋下代表代行】
「日本維新の会の候補者の代わりにみんなの党の石井さんをここから出します。日本維新の会と一心同体」

【みんなの党渡辺善美代表】
「日本の維新の会とみんなの党が相乗効果を発揮できる。そのシンボルとなったのが大阪１２区」

初めて実現した、日本維新の会と、みんなの党の選挙協力。
連携をアピールする第三極に同じ選挙区から出馬する予定の人は・・。

【民主党樽床伸二氏】
「人のことを気にして状況が何か変わるとかはありえない。自分がやることを一生懸命やるしかない」

大阪１２区からは、このほか、自民党の北川知克氏、共産党の吉井芳子氏が立候補する予定です。

日本維新の会は、すべての都道府県の「１区」に独自に候補を擁立する当初の方針を断念していて、みんなの党との選挙区の調整を進め、連携を強化する方針です。

日本維新の会と減税日本が合流を断念したことがわかりました。

【大阪維新の会・松井一郎幹事長】
「減税代表の河村代表と、日本維新の石原代表とで話をされたということですから、それでけっこうなことだと思います」

日本維新の会の松井一郎幹事長は、２１日、減税日本との合流を断念したことを明らかにしました。
維新の会と減税日本は、これまで第３極の結集を目指して合流を模索してきましたが、増税などをめぐる基本政策の違いからなかなかまとまりませんでした。
２０日には、東京都内で維新の会の石原代表と減税日本の河村代表が会談しましたが進展はなく、「合流は不可能」と判断しました。

【減税日本・河村たかし代表】
「（石原さんには）いろんな道がありますのでって、柔らかくね」「既存政党で勢力を作ろうという、第３極は乗っていかないかんわな、という気持ちは変わってませんよ」

【大阪維新の会・松井一郎幹事長】
「河村市長のところはきのう公認候補を発表したじゃないですか。別々の政党ということです」

２つの党は、今後、選挙区の調整などの協議を続ける方針です。
また、減税日本の小林興起氏は、離党し単独で維新入りすることを検討しています。

去年１０月、大阪府貝塚市で、定時制高校１年の男子生徒が自殺した問題で、警察は、男子生徒にひったくりをさせたとして、同じ中学校に通っていた当時１５歳の少年を窃盗の疑いで書類送検する方針を固めました。

定時制高校１年生だった川岸朋之さん（当時１８）は、去年１０月、貝塚市内の空き地で首をつって自殺しました。
川岸さんの携帯電話には、同じ中学校に通う友人から恐喝されていたことを示すメールが残されていました。
警察が捜査した結果、３年前同じ中学校に通っていた当時１５歳の少年が、大阪府泉佐野市の路上で川岸さんと友人に指示をしてミニバイクでひったくりをさせ、女性（当時６３）の手荷物を盗んだ疑いがあることが分かりました。
警察は、２２日にも、ひったくりを指示した少年を窃盗の疑いで書類送検し、今後、他の友人の関与も捜査する方針です。

和歌山県日高川町にある仏像についてある驚きの事実が判明しました。
一体それは…？

【参拝客】
「ほー両方の手ですか―」

参拝客が見つめる先にある仏像。
和歌山県日高川町の道成寺にあるのは鎌倉時代に作られた仏像です。
県が寺の史跡指定を検討するため、調査したところ、ある秘密が分かりました。

【住職】
「手だけですが、奈良時代の見つかって大変ありがたいです」

木の年輪を調べた結果、手首は西暦７２１年以降に伐採されたヒノキで奈良時代に作られたものとわかりました。
胴体が作られた鎌倉時代から約５００年も遡ります。

また予備に作られたと考えられ保管されていた別の手首は、胴体と同じ時期の鎌倉時代に作られていたことも分かりました。

【参拝客】
「すごく不思議な歴史を感じます」
【参拝客】
「自然な感じで綺麗に感じる」

【住職】
「お釈迦様は胴体も手も一緒にに作られたものと思ってました。手違いですけどこのまま拝む方が良いと思います」

道成寺は２３日、今回の調査方法や結果についてシンポジウムを開くということです。

関西電力は来週にも、家庭向けの電気料金を１０％以上値上げすることを政府に申請する方針であることがわかりました。

関西電力は火力発電の燃料費がかさんだことから、今年度の中間決算が１１６７億円の赤字になりました。

「今後も原発が再稼働できない状況が続くと、財務体質が悪化する」として、関西電力は来週にも、家庭向けの電気料金の値上げを政府に申請する方針であることがわかりました。

関係者によりますと、申請する値上げ幅は１０％以上で、来年４月からの値上げを目指す考えです。

値上げ幅については申請後、経済産業省が妥当性を審査し、圧縮される可能性があります。

ＮＴＴ西日本は、スマートフォンなどの普及で伸び悩んでいる家庭向けのインターネットの光回線の料金を、来月から大幅に値下げすると発表しました。

値下げするのは光回線サービス「フレッツ光」で、来月から月額料金を契約年数に応じて最大３割程度引き下げます。

これにより、戸建て向けは現在の通常料金５６７０円からおよそ３８００円になります。

またマンション向けは、現在の３０００円台から４０００円台の通常料金が、およそ２３００円から３４００円になります。

スマートフォンでインターネットを利用する人が急増していることから、ＮＴＴの光回線契約は契約が伸び悩んでいて、ＮＴＴは今回の値下げで光回線事業の立て直しを急ぐ考えです。

和歌山県高野町の高齢者施設で、認知症の入所者の顔に職員がパンストをかぶせるなどの不適切な行為があったことが分かり、町が調査を進めています。

入所者への不適切な行為があったのは、高野町の特別養護老人ホーム「南山苑」で、先月、和歌山県に通報がありました。

高野町が調べたところ、３年前のクリスマスパーティーで、女性職員が認知症の男性入所者の顔にパンストをかぶせ、写真をとるなどしたということです。

この他にも、男性職員が入所者にアダルトビデオを見せたこともあったということです。

【南山苑・西辻政親苑長】
「（職員が）ストッキングをかぶせた、手伝ったということ」「反省しています」

町では、これらが虐待行為にあたる可能性があるとみて、施設に改善計画の提出を指示するとともに、さらに詳しく調べています。

２０日夜から２１日未明にかけて、奈良市で車やごみ袋などが燃える不審火が６件相次ぎ、警察は連続放火の疑いがあるとみて捜査しています。

２０日午後７時半過ぎ、奈良市鶴舞東町にある団地の駐輪場で自転車が燃えているのを住民が見つけました。

火は１０分ほどで消し止められましたが、自転車１台とカバーが燃えました。

この団地の敷地では他にも、駐車場にカバーをかけて停めてあった車が燃えるなど、わずか数分の間に不審火が３件相次ぎました。

【燃えているのを見つけた車の所有者】
「幌で燃えている所を全部消したんですけど、それでも消えなくて。バンパーが燃えてたので、どうしようもない状態だった」

また、４時間あまり経った２１日午前０時過ぎ、奈良市あやめ池南で公園の前に集めてあった枯れ草の入ったゴミ袋が燃えるなど、さらに不審火は相次ぎ、２０日夜から２１日未明にかけて半径１．５キロほどの範囲で合わせて６件にのぼりました。

警察は、連続放火の疑いがあるとみて捜査しています。

２０日夜、大阪市淀川区で女性がミニバイクの男にカバンをひったくられる事件が３件相次ぎました。

２０日午後７時半ごろ、淀川区十三本町１丁目で、帰宅途中の５９歳の女性が歩いていたところ、歩道を走ってきたミニバイクの男が後ろから近づき、現金約６万３千円などが入ったカバンをひったくりました。

ほぼ同時刻に２００メートルほど離れた路上では、出勤途中の女性（５４）が、後ろから来たミニバイクの男に７万８０００円などが入ったカバンを奪われ、さらにその１分後にも近くの路上でも、帰宅途中の女性（２７）が８０００円が入ったカバンをひったくられました。

フルフェイスのヘルメットをかぶり、赤色のジャンパーを着た男が目撃されていて、警察は同一犯とみて捜査しています。

阪急百貨店のうめだ本店が７年間の大規模な建て替え工事を終え、２１日、グランドオープンしました。

阪急百貨店うめだ本店には、開店前からおよそ１８００人の買い物客が詰めかけ、開店が１０分早まりました。

７年間の建て替え工事を終えたうめだ本店は「劇場型百貨店」をテーマにした地下２階・地上１３階建てで、売り場面積はおよそ１．３倍の８万平方メートルになりました。

人気の子供服の店では、限定商品を目当てに開店と同時に客が殺到し、入場規制が行われるなど、大勢の買い物客で賑わいました。

【買い物客】
「いやぁもうびっくり、広くてきれいで。何時間でもいたい」
「広いし、ベビーカーでも歩きやすいし、来やすくなった」

うめだ本店は、開業から１年で５０００万人の来客を目指しています。

「拡張型心筋症」の移植手術を海外で行うことを目指していた１歳の男の子のための募金が集まり、来週、渡航することになりました。

嶋津歩翔ちゃん（１）は生後１ヵ月の時に「拡張型心筋症」と診断され、医師から２年以内の移植手術が必要と言われましたが、国内ではまだ例が少なく両親はアメリカでの手術を目指していました。

両親は手術などに必要な資金を集めるため街頭で募金活動を行ってきた結果、２０日までにおよそ１億５２００万円が集まり今月２７日に渡航することになりました。

【父・嶋津宏謙さん】
「たくさんの皆様の温かい気持ちに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」

歩翔ちゃんは今後アメリカでドナーを待ちますが、手術などに必要な目標額まではあと３００万円足りないため両親は引き続き協力を呼びかけています。