ベトナム・ハノイ中心地に「韓流専門デパート」

2013年1月完工予定

 ベトナムの首都ハノイ中心部に「韓流専門デパート」がお目見えする。建物全体に韓流のコンセプトを採用したデパートが海外に誕生するのはこれが初めてだ。

 韓国の投資コンサルティング会社「ロメク」は、75年の歴史を持つ「ハンザ・ギャラリア・デパート」を韓流専用デパートにリニューアルするという合意覚書をデパート経営法人クァンニャン株式会社と締結した。同社が21日に発表した。

 このデパートは、ベトナムがフランスの植民地だった1937年に建てられた歴史的な建造物で、地上5階・地下2階、延べ面積1万7600平方メートルという広さ。ハノイ市で最も流動人口が多いホアンキエム湖近くにあり、年間600万人の外国人観光客が訪れる。

 2013年1月にオープンする予定の韓流専用デパートは、ベトナムの中産階級をターゲットにし、韓国・東大門のショッピングモール形式にならってインテリアをリニューアル。地上1・2階では韓国製のリーズナブルなファッションアイテム・コスメ・雑貨を、そのほかの階ではK-POPなど韓流グッズを販売する予定だ。

 「ロメク」のパク・チュンヨン代表は「ベトナムは人口1億人のうち30代以下が71%を占めるため若年層の潜在的な顧客が多い。ハノイは四季がはっきりしており、韓国と似ている。こうしたことから韓国のファッションアイテムは十分に競争力があるだろう」と話している。

呉允熙(オ・ユンヒ)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース