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国際
死刑停止決議案を採択 国連委で賛成最多 日本「即時廃止は困難」
2012.11.20 14:28
国連総会第3委員会(人権)は19日、日本など死刑制度がある国に対し、死刑廃止を視野に入れた執行一時停止や、死刑に関する情報公開を求める決議案を賛成多数で採択した。近く総会本会議でも採択の見通し。
採決段階の共同提案国はチリ、フィリピン、トルコ、欧州諸国など計91カ国になった。同様の決議は2007年以後4回目となり、賛成国は過去最多の110。反対は日本、米国、中国、北朝鮮など39で、韓国など36カ国が棄権した。
日本の久島直人国連代表部公使は採決後、議場で発言し、死刑存廃は各国の事情に基づくべきだと主張。「日本の死刑をめぐる世論は割れている。極めて凶悪な犯罪が起き続けており、即時廃止は困難と考えている」と述べた。中国は採決に先立つ討論で「主権の侵害であり内政干渉となる」と述べ、決議案を批判した。(共同)
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