東京電力は20日、福島第一原発から出る高濃度放射能汚染水を浄化する装置から、汚染水が漏れたと発表した。漏れた量は約176リットル。漏れた水には1リットルあたり102万ベクレルの放射性セシウムが含まれていた。海への流出は確認されていないという。
水漏れがあったのはサリーという装置。東電によると、同日午前8時ごろ、装置の空気を抜くための配管から、水が漏れているのを社員が見つけた。約30分後に装置を止め、午前10時10分に水漏れが止まった。漏れた水は、屋外のコンクリート上にとどまっていた。原子炉への注水に影響はなかった。