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2012/11/16

<在日社会>在日韓国人法曹フォーラム発足・在日の人権擁護

  • 在日韓国人法曹フォーラム発足・在日の人権擁護

    高英毅弁護士㊧と呉公太・民団団長

 在日韓国人弁護士の有志で構成する「在日韓国人法曹フォーラム」の創立総会が8日、東京・南麻布の韓国中央会館で行われた。同会は今後、在日韓国人の人権擁護運動などに取り組む。

 同フォーラム創立総会は、在日弁護士29人(委任状含む)、来賓として呉公太・在日韓国民団中央本部団長らが出席して行われた。

 在日韓国人の人権擁護、在日韓国人など日本における外国籍者及び民族的少数者に関する法制の研究などを目的に活動していく予定で、初代会長には高英毅弁護士、事務局長は張界満弁護士が就任した。

 同会は在日の人権擁護を促進するため、民団の傘下団体の形式を取って活動していくことになり、この日、高英毅弁護士から呉公太団長に民団参加団体申請書が提出された。

 今後、弁護士の立場からの意見を民団を通して韓国政府に伝達することも計画している。

 在日弁護士の団体としては、2001年に発足した在日コリアン弁護士協会(LAZAK)がすでにあり、在日の人権に関する本の出版、在日の人権問題について提言発表、裁判支援などの活動を積極的に行っている。

 LAZAKと在日韓国人法曹フォーラムがどういう関係を作り、具体的運動に対応するかも課題となっている。