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事件
【東日本大震災】マグニチュード9・0に再修正 世界4番目の規模 気象庁
2011.3.13 12:21
[東日本大震災]
11日午後2時46分ごろ発生した、東日本大震災で、気象庁は13日午後0時55分ごろ、地震の規模を示すマグニチュード(M)を8・8から9・0に上方修正すると発表した。昭和35年のチリ地震(M9・5)、39年のアラスカ地震(M9・2)、平成16年のインドネシア・スマトラ沖地震(M9・1)に次いで、観測史上世界4番目の規模となる。
同庁によると、震源域の破壊の進行の様子を調べたところ、通常より複雑な形で3つの巨大な破壊が連続して発生していることが分かったという。当初同庁は1番目の波形に注目して解析。M8・8と発表したが、専門家などからの指摘を受けて、やや南方で発生したと思われる2、3回目の波形と総合的に再解析した結果、9・0となることが分かったという。
同庁の横田崇・地震予知情報課長は会見で、「このような複雑な形で地震が起こることは世界的にもまれで、われわれは初めて」とし、「詳しい断層の割れ方などはこれから解析する。今後は過去の事例だけでなく、さまざまな場合を想定して供えることが重要になると思う」と話した。
このような大地震では余震発生領域も広く、震源地から長さ500キロ、幅200キロの範囲で大きな余震が発生する恐れがある。M7以上の余震が発生する推定確率(13日午前9時現在)は、16日午前10時までが70%、その後3日以内が50%となっている。
同庁は「日本の観測史上、今回の地震活動は極めて活発。余震や津波に引き続き十分警戒してほしい」としている。
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