ネット通販のサイズ不安解消、英国で家庭用全身スキャナー開発

2012年 11月 21日 11:44 JST
 
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[ロンドン 21日 ロイター] ファッション通販サイトで服を購入する場合、サイズが合うかどうかの不安が付きまとう。そんな不安を解消する新型のボディースキャナーを英国の研究者らが開発した。

服のオンライン販売はサイズへの不安もあって、音楽や書籍、電子機器ほどの勢いはない。調査会社コムスコアによると、米国では今年6月までの1年間で、オンラインショッピングの売り上げに占める服飾品の割合はわずか14%だった。

寸法を測定する新スキャナーを開発したのは、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションやサリー大学の研究者らと「ボディーメトリックス」という企業。同社はすでに、米マイクロソフトのゲーム機「Xbox」の体感システム「キネクト」を利用した店舗用スキャナーを米国や英国、ドイツのデパートに導入している。

今回開発されたシステムでは、消費者が身長を入力した上で全身写真をウェブカムやスマートフォンで撮影。そのデータから作成された3D画像に画面上で服のデータを合わせることで、最適なサイズを選ぶことができるという。

ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのフィリップ・デラモア氏は、オンラインで購入された服の30─60%は返品されていると指摘。「サイズが不安で、同じ商品を違うサイズで2─3個買うことはよくある」と述べ、その不安を解消する新システムの効果に期待を寄せた。

 
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