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政治
鳩山氏引退 「排除の論理」に排除された鳩山氏 非自民の民主党史に区切り
民主党の鳩山由紀夫元首相が政界引退に追い込まれるきっかけとなったのは、平成8年に旧民主党を結成した当時に自らが振りかざした「排除の論理」だった。野田佳彦首相から消費税増税、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で踏み絵を迫られた揚げ句、事実上衆院選から排除されるという皮肉な結果となった。鳩山氏の引退は「非自民」で結束してきた民主党の歴史に一区切り付いたことを物語っている。
首相「結党以来、党勢拡大に努め、政権交代実現の先頭に立った多大な貢献に感謝する」
鳩山氏「古い政治に戻さず、政権交代でやろうとしたことをしっかりと前に進めてほしい」
鳩山氏はこう言い残すと静かに党本部を去った。
自民、新進の二大政党に対する「第三極」として、菅直人前首相らとともに8年に旧民主党を結党した際、鳩山氏は自民、社民、さきがけ連立政権の色がつくのを嫌い、弟の邦夫氏とともにさきがけの武村正義元蔵相らの入党を拒否。「排除の論理」はその年の新語・流行語大賞に選ばれた。
進退最後まで迷走… 地元落胆「パフォーマンス多すぎてうんざり」
(次ページ)反対論の強い消費税増税に触れなかったマニフェスト
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