■“選挙戦”突入で… 市役所に来ない橋下市長 疑問の声も…
事実上の選挙戦突入で、大阪市の橋下市長が市役所に来ない割合が増えています。
市長には勤務の規定がなく法的には問題ないのですが、市民からは疑問の声も出ています。
「ほんとにこんなにたくさんの皆さんにお集まりいただきましてありがとうございます…」(街頭演説をする 大阪市・橋下徹市長)
「日本維新の会が」誕生してから初めて、平日に街頭演説に立った橋下代表代行。
午後1時から7時まで街頭に立ち結局、市役所には姿を見せませんでした。
特別職である市長は勤務に規定がなく、公務がなければ市役所に来る必要はありません。
それでも、平日の街頭演説に、市民から10件程度の苦情があったということです。
「中途半端やなあと。あっちもこっちも手を出してはるなあと思ってるんですけどね。市のことは下の人が動いてはんのかな?」(街の声・女性) 「やっぱり若いからね、意欲があるということで私らが喜んでます。市民のために考えてくれてはるんやと思うんですよ」(街の声・女性)
選挙は、市議会の日程にも影響を与えています。
橋下市長は当初、12月14日までの予定だった今の議会に、「大阪都構想」を審議する、法定協議会設置の条例案を提出する考えでしたが、選挙の遊説などのため断念しました。
橋下市長は「『都構想』実現のためには、国政で一定の議席をとることが必要」と話します。
「『日本維新の会』が、一定の国政における政治力を持っておかないと、27年4月の『大阪都構想』は実現できません。『大阪都構想』なんて、こんなの巻き返しにあってすぐひっくりかえされますよ」(大阪市 橋下徹市長)
市議会は20日で閉会し、法定協議会の設置は来年にずれ込むことになります。 (11/20 19:11)
|