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非販売「遊び場」広々 あべのハルカス近鉄本店

大きな吹き抜けを設けた「あべのハルカス近鉄本店」のイメージ図

 近鉄百貨店は6日、高さ300メートルの超高層ビル「あべのハルカス」に入居する阿倍野本店(大阪市阿倍野区)の名称を「あべのハルカス近鉄本店」とすると発表した。2013年6月にも先行開業し、14年春の全面開業後の売り場面積は10万平方メートルで、国内最大の三越日本橋本店(12万3365平方メートル)に次ぐ規模となる。14年度に11年度(790億円)の2倍近い1500億円の売上高を目指す。

 近鉄本店の開業で、大阪市内の百貨店の建て替え・増床ラッシュは一段落し、大阪市内の百貨店の本格的な競争が始まる。

 店名から百貨店を抜いたのは、「買い物でなくても立ち寄れる場」を目指すためという。このため、売り場の4分の1の2万5000平方メートルを商品販売以外の空間とする。12〜14階のレストラン街は国内最大級の1万1000平方メートルに42店舗が入るほか、NPO(非営利組織)が活動発表できる広場8か所(計約700平方メートル)、貸菜園(300平方メートル)、2階通路部分には大きな吹き抜けも設ける。

 10月に先行開業した阪急百貨店梅田本店も売り場の2割を非物販に充てており、こうした動きは伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)など全国で主流になりつつある。〈関連記事8面〉

2012年11月7日  読売新聞)
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