取材音源をそのまま書き出す、という手法が読者にとって、利があるかどうか分りませんが、「事実を伝える」という事がこのブログの趣旨であるので、考えた末、公開する事にしました。
内容の判断は読者にお任せします。(録音も一部公開するかもしれません)

2012年11月6日、秋葉原で、「自由報道協会有志の会」フリーランスの渡部真(本名・大森真実)さんと会計責任者の島田健弘さんのお二人に復興支援プロジェクト目的で出版した「自由報道協会が追った3・11」の印税が使途不明金になっている、という疑惑について取材した。
「印税は全て復興支援プロジェクトに回されます」と帯に書かれた本が出版されて一年が過ぎた。
前回のブログでも報告したが、イベントらしいイベントは一度行なわれただけで、活動している様子が無い所から、読者と執筆者が会計の内容について、疑惑の目が向けられた。
その事について、取材を申し込み、この日実現した。
そしてTwitterで募った質問をぶつけてみた。
以下はWMは渡部真さん、S島田健弘さんUは私上田の三人の会話の録音から書き出しした。
取材は「記者というのは迷惑をかけるもんなんだよ!」という渡部さんの怒鳴り声から始まった。

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WM: どんどんどんどんこうやって、さっき言ったように迷惑行為をしてったら、世の中迷惑 

だらけになっちゃいますよね? 

U: そうですねぇ……激しくやってる人も何人か……フリーランスの記者でやってる人も知っ 

てますけど……。 

WM: だから僕記者だから、僕記者だからー、たとえば震災でね、傷ついてる人たちだってお 

話聞くわけですよね。 

U: はい。 

WM: でも、たとえば、……あ、たとえば僕、震災のお母さんお父さんを亡くした子供を探し 

たことがあるんです。でね、子供たちを見つけたら、「あ、あなた震災孤児ですか」って、聞くわ 

けじゃないんです。 
 

U: はいはい。 

WM: その人を探してその人を探すことに意味があったとしても。それが社会的にとっても意 

味があったことだとしても、子供たちつかまえて「きみ震災孤児?」って聞くわけでもないし、 

その辺でね、被災者の方々に向けて「震災孤児探してまーす」って言い歩く訳でもないわけです。 

それを調べるためにいろんな調査をし、取材をし、その上でようやっと見つかるか見つかんない 

かして、見つかってから初めて取材が始まるわけですね。 
 

U: ええ、ええ。 

WM: で、(苦笑しつつ)今あなたが言ってる……ただ質問があるから疑問に答えるっていうこ 

とに関して言うと、それはさっき言ったような、「はい震災孤児いませんか」みたいな話なわけで 

すよ、言ってみれば。 

U: はいはい。 

WM: その人を探すためなら何しても……とにかく直接聞きゃあいいやって話ですからね。 

U: まあ雑然としたものだって言いたいわけですね。 

WM: そうそう。だから、もっと調査をした上で質問をするんなら僕いくらでも答えるんです。 

U: 調査のしようがないです、だって資料は全部こちら側が持ってらっしゃるんですもの。 

WM: ないないないない。そんなことないそんなことない。そんなことない。たとえばツイッ 

ター見てきました? 僕のログ見ました? 僕と烏賀陽さんの会話何回か見ました? 

U: えーとね、ちょくちょくは見てるんですよ、その…… 


WM: でもそれは、(笑いながら)あなたの取材の問題だから、僕そこで書いてあるようなこと いちいち答えませんよ。 

 

U: 一応じゃあ質問だけ聞いてもらって答えを……。答えてもらえませんか? 

WM: いやもちろん。そうじゃなくて彼が来たらもう1回説明するけど、そんなね、当然取材 

者が調べるべきことを調べもしないで来て、それで「質問があるから答えて下さい」って言われ 

ても答えませんよ。(註:ペットボトルをテーブルに当ててもてあそんでいる音) 

U: いや、これは、困りましたねえ。 

WM: いや、そら、あのね、僕、(苦笑しつつ)えーと上田さんに協力すんのほんと惜しまない 

んですよ僕。 

U: うーん、じゃあ協力して下さい

WM: うんでもそれは協力じゃない、悪いけど。僕にとっては時間の無駄でしかないわ。 

U: うーん……。 

WM: だって、僕は、答えてることいっぱいあんだもん。すでに。で、そのことが、あなたが 

そのこと調べた上であなた……たとえば僕……烏賀陽さん……。 

U: 雑ぱくな情報を持ってます。 
 

WM: じゃちょっと待って。烏賀陽さん……烏賀陽さんがこう言ってる。たとえば烏賀陽さん 

がこういう疑問、質問を持ってます。ま烏賀陽さんじゃなくてもいいや、誰でもいいや。でその 

ことに関して僕はこう答えてます。そしたら烏賀陽さんがそのことについて「いやそうじゃない 

はずだ」っていう疑問を呈しました。で、それは僕がこう答えてます。こういう一連のひとつの 

質問の中でね、こういう流れを見た上で、いや、そのどっちが真実性があるのかな、どっちが正 

しいかな、あるいはその問題点を解決するためにどこの質問をすればいいかな、ということを、 

聞くのが取材者ですよ。記者のやるべきことですよ。 

U: ええ、ですから、ええええ、……。 

WM: だけど、あなたが……。 

U: とりあえずこの騒ぎを収束させたいという希望を持ってますよ。この事実を明らかにする 

ことで。 


WM: (苦笑しつつ)はは。だってさぁ、僕たちに聞いたからって事実かどうかわかんないじ ゃん。 
U: いやでもそれはたとえばその、出納帳であるとかそういうデータを見せていただければそ れで済むことじゃないですか? 

 

WH: でも出納帳を見せなきゃいけない義務なんてないし、仮にそれを僕たちが「出納帳だ」っ 

て見せたとして、それが真実かどうかなんてわからないじゃないですか。 
 

U: でも見せてもらったっていう事実は残りますよね。とりあえずこれがっていうのが、まず 

数字が残りますよね、最初見せていただいたっていう。 

WM: (苦笑しつつ)あのね、……ははっ、難しいなこれ、ははっ。 


続く。 


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