集英社 ★★★

  志望業種:営業・管理部門
     結果:書類・一次面接・二次筆記試験  三次面接 辞退

■私のスケジュール■
 3月 7日  資料請求(インターネット)
 3月17日  会社案内及びエントリーシートが送られてくる
 3月31日  エントリーシート提出(直接持ち込み)
 4月11日  書類選考合格、一次面接の案内(速達)
 4月20日  一次面接
 4月23日  一次面接合格、二次筆記試験の案内(速達)
 5月 9日  二次筆記試験
 5月13日  筆記試験合格、三次面接の案内(電報)
 5月17日  三次面接辞退(電話)

■内定までの流れ■
書類選考〜一次面接〜二次筆記試験〜三次面接〜最終面接〜内定
(12000?)(1500)   (400↓)    (50↓)    ( )    ( )

■書類■
 出版にはあまり興味がなくて、何も勉強していなかったが、テレビ局に次々に落ち、
 えり好みしている場合じゃない、出版も面白いかも!?と思い、取りあえずインターネット
 で資料請求をした。で、送られてきた書類だが、いきなり速達で送ってくるところ、
 なかなかお金持ちの会社と見た(笑)!
 応募職種は、編集部門と営業管理部門と2つであるが、取りあえず、潜り込もう!と
 何となく倍率の低そうな営業・管理部門にチャレンジ。このあたり、本当に勉強不足で、
 後から考えると、えらく失礼な受験生であった。提出の時も、営業管理部門の方は、
 人が少なくて、「ヤッター!大穴!」と快哉を叫んでいた(笑)。
 流石に出版社だけあって、「本」について、沢山聞いてくる。
 書類にも、「あなたは今までどのような本を読んできましたか、最も印象に残った本を
 中心に書いてください」、600字の作文「わたしの読書体験」、と本にまつわる質問が
 2つもあった。書類は、その他、プロフィールと、他社の受験状況、「希望職種・分野で
 どのような仕事をやってみたいかを具体的に書いて下さい」や、学生時代に力を入れた
 こと(バンド)、最近の出来事で印象に残ったこと(梯剛之さんのピアノリサイタル)、
 あなたの趣味について(高杉晋作)、あなた自身のセールスポイント(3コウ人間)など。

■一次面接■
 人事部の人の話によると、かなり厳しかった書類選考は、主に作文で行ったとのこと。
 ここにいる皆さんは、例えうちの会社は駄目でも、他の出版社に受かるだけの実力が
 ある、選ばれた人たちです、と言われ、動揺。すごい自信だ、集英社。
 面接の際に、合格通知と一緒に送られてきた「面接シート」を提出する。
 簡単なプロフィール欄、集英社で取り組みたい仕事、学生時代とくに力を入れたこと、
 わたしのお気に入り、わたしをPR!、からなるB5・1枚の用紙。
 時間がなくて、面接当日に、待合室で書いた(笑)!
 面接官3人対学生1人。時間は10分程度。面接官3人のうち1人は女性だった。
 時折突っ込むが、女性は優しかった!
 「営業で何をしたいか」という質問に対し、「今の本屋はどこも似通っていて、例えば
 子供が本を手に取ろうにも、書棚が高く、消費者に冷たい作りになっている!」
 書店改革を大声で訴えたところ、「それならば、本屋さんに就職すれば?」 と冷たく
 言われてしまった(笑)。確かに。しかしめげずに、にこやかにしゃべっていたのが
 逆に良かったのか、面接は通ってしまった。因みに、その他の質問の答え。
 「編集部門になっても大丈夫か?」「・・・大丈夫です・・・」、「小説すばるをどう思うか」
 「姉が以前投稿したこともあり、良く読んでいるようです。新人発掘の登竜門となっていて、
 コバルト文庫など、固定されたイメージの本に比べ、ジャンルにとらわれない小説を
 扱っているのは良いと思うが、少々地味な印象があります」 「将来の夢は?」「いつも
 夢を失わないこと。ひとつの夢を叶えたら、次の夢を見つけだすこと」「あなたが集英社に
 入って活かせると思うものは?」「数日間寝なくてももつ体力!です」。「この、学生
 時代、特に力をいれたことについて詳しく話して」(高杉の本を作ったことを詳しく話す)
 今だから明かすが、実は私は、「小説すばる」は手に取ったことも見たこともなかった。
 その雑誌が集英社刊だったことも知らなかった。なにしろ、面接会場で、隣の女性に、
 「コバルト文庫は集英社?」と尋ね、かなり白けさせてしまった程なのだ。
 よく通ったものだ・・・・。口からでまかせ・・・。それとも、はったり??

■二次筆記試験■
 速達が届いた。一次面接合格。おいおい。本当かい?!本屋さんに就職したら?
 とまで言われたのに(笑)。まぁ、とにかく筆記試験だ。というわけで、会場へ。
 人事の人は相変わらず、「よくここまで受かりました。今日、筆記試験に落ちても、
 皆さんには実力があります」と持ち上げて?くる。ナゾ。でもって、この筆記試験は、
 小学館・講談社と同じ日に行われる。小学館と講談社は午前のみと午後のみで、
 両方受けられるのに、集英社は午前も午後も拘束するので、ゼッタイに併願は無理。
 私は、他の2社は受けなかったので不都合はなかったが、迷った人も多かったのでは。
 午前10時から午後3時半まで、ひたすら拘束。思わず、弁当を持って出かけた。
 試験は、問題T(時事・常識)30分、問題U(国語)30分、問題V(英語)30分、
 昼休み以外には、休憩はなく、ぶっ通しで行われる。

■三次面接■
 筆記試験合格の案内は、電報で来た。生まれて初めて電報を受け取った(ような
 気がする)改めて、集英社はお金持ちだな、と思った。
 5月●●日(●)●●時●●分に面接にお越し下さい。受験番号は●●●番です。
 集英社人事部、という簡素なものだが、おもわず家に飾ってしまった。
 しかし、電報の翌日が、他社の最終面接で、内定が出たため、集英社は断ることにした。

■受験辞退■
 5月17日に、受験辞退の電話をした。
 人事部の男性は、たいそうご立腹で、「それは、次の弊社の面接日に、そちらの会社の
 用があるということでしょうか」「そちらが第一志望だった訳ですか?」「おさしつかえ
 なければ、今後の参考(何の参考だ?!)のためにも、どちらの会社か教えて下さい」
 「そこでは、希望の職種に行けるんですか?」「・・・わかりました。同じマスコミ業界と
 いうことで、今後、何かの縁もあるかと思いますので、よろしく」
 最後に電話を、がちゃんと切られてしまった。ごめんなさい・・・・。でも、2つの会社には
 入れないので、こればっかりは仕方がない・・・。でも給料良いんだよなぁ>集英社(笑)

BACK 1