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大学設置新基準策定へ検討開始11月21日 4時40分
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大学の設置基準の見直しに向けて、有識者による検討会の初めての会合が、21日に開かれ、新たな大学が地域で必要とされているかや、大学の財務状況などをより厳しく審査するため、来年1月をめどに新たな基準を策定したいとしています。
新しい大学の設置を巡っては、これまでは、校舎や図書館といった施設や、教員の数などが一定の基準を満たしていれば設置が認可されてきました。
しかし、田中文部科学大臣は、大学の数が大幅に増え、経営の悪化や学生の学力低下の問題などが起きているとして、今月初め、文部科学省の審議会が来年春の開設を「認可すべき」と答申した3つの大学の認可をいったん見送りました。
3つの大学については、大学側の強い反発を受けて一転して設置が認可されましたが、これから新設される大学についてはより厳しく審査する必要があるとして、認可の基準を見直すため、大学関係者や公認会計士、それに自治体の代表者などを委員とする検討会を設置することになり、21日、初めての会合が開かれます。
検討会は、大学が地域で必要とされているかや、長期に学生が確保できる見通しが立っているか、それに財務状況が健全かどうかなどについて新たな基準を検討し、再来年からの設置を認可する際の審査に適用できるよう、来年1月をめどに策定したいとしています。
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