新沼の熱さを天才・横尾がジャケットで後押し(11/21 12:15)

岩手県大船渡市出身の歌手・新沼謙治(56)が21日発売した新曲「雪の宿」のジャケットをグラフィックデザイナー・横尾忠則氏(76)が手がけた。横尾氏は“ギターの神様”サンタナの22面体ジャケットで知られるが、今回は長年の友情から。「去年はいいこと、一つもありませんでした」というように、3月に東日本大震災、9月には25年間連れ添ってきた博江夫人に先立たれた。大きな悲しみを抱えながら、故郷を度々訪問。時間をかけて完成させた「ふるさとは今もかわらず」は母校の大船渡市立第一中学校の生徒らが中心となった女声コーラスが特色。会心の出来にデビューから親交ある横尾氏に懇願。「バドミントンの世界チャンピオンだったうちの女房がよく言ってました。“スポーツは勝ち負けがはっきりしてるけど、お父さんの仕事は周りに力を集めないと”って。やっぱり、自分の周りに才能が集まらないとだめなんだって」と、総力結集の有難さをかみしめている。

ページトップへ戻る