NHK青森県のニュース　青森放送局

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東照宮本殿の土地買い取りへ

運営する宗教法人が破産した弘前市の「東照宮」をめぐり、弘前市は国の重要文化財の本殿の土地２３００平方メートル余りを所有者から買い取ることを決め、補正予算案に購入費などおよそ５８００万円を盛り込みました。
これは２０日、弘前市が市議会の議会運営委員会で報告したものです。
弘前市は宗教法人の「東照宮」が破産したことを受け、国の重要文化財に指定されている本殿の建物を無償で引き受けることにしていて本殿の土地も所有者の不動産会社と買い取り交渉を進めてきました。
弘前市によりますと、交渉の結果、今月７日、およそ５０００平方メートルの「東照宮」の敷地のうち、本殿の周りのおよそ２３００平方メートルを市が５５００万円余りで買い取ることで一致し、文書を交わしたということです。
弘前市ではこれに仮設の防火設備の設置費用などを加えたおよそ５８００万円を、１２月定例市議会に提出する補正予算案に盛り込みました。
弘前市は予算案の成立後、年度内に土地を正式に取得することにしています。
そして来年度、本殿の建物の改修工事を行い、早ければ２年後の平成２６年度に本殿を一般公開したいとしています。

11月20日　12時53分

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