2012年 11月 20日
車同士の衝突で2人死亡
20日、真庭市の国道で乗用車同士が正面衝突する事故があり、男性2人が死亡しました。20日午前7時半頃、真庭市田羽根の国道313号線で真庭市湯原温泉のアルバイト黒田修弘さん(38)が運転する乗用車がセンターラインを越え、対向して来た別の乗用車と正面衝突しました。この事故で黒田さんと助手席に乗っていた坂口英利さん(35)の2人が全身を強く打って死亡しました。また、もう一方の車を運転していた真庭市の36歳の男性も軽いケガをしました。現場は見通しのよい片側1車線の直線道路で2人が乗った車のタイヤ痕がセンターラインを越えて数十メートルに渡り残されていました。警察ではかなりのスピードが出ていたと見て事故の原因を詳しく調べています。2人は職場の同僚で真庭市内から鳥取県に仕事に行く途中でした。

伊原木知事が中学校訪問
子供たちの学力低迷や暴力行為の増加などから、教育の再生は、岡山県の最重要課題の1つにあげられています。今月就任した伊原木知事がきょう教育現場を視察しました。視察したのは早島町の早島中学校。教育現場を訪れ、関係者から話を聞き、現状を把握するのが目的です。岡山県では今年、不登校児童の割合や暴力行為の件数が、2年連続で全国ワーストとなった他、学力テストも全国の中で下位に低迷しています。就任したばかりの伊原木知事は直接教育現場を見ようと中学を訪問しました。生徒と一緒に給食も味わった伊原木知事、子供たちとの交流も楽しみました。知事は今月27日には、和気町の和気中学校を訪問するほか、抜き打ちで学校を視察し、今後の政策に役立てたいとしています。

井笠鉄道バス路線 代替運行に国の補助
岡山県は、採算が取れず別のバス会社が引き継いだ井笠鉄道のバス路線が国の補助対象になったと発表しました。井笠鉄道のバス路線は採算が取れず、今月から広島県福山市の中国バスが貸し切りバスの形で暫定的に運行しています。貸し切りバスの法律では国の補助対象から外れるため県や沿線の自治体は国土交通省に補助対象に加えるよう要請していました。国交省は補助の要件として来年9月末までの運行や輸送量が1日、15人から150人であることなどを挙げています。この実績に従って来年10月以降に補助金が支給されるため県ではつなぎとして運行費用の約1600万円を補正予算案に計上し、11月県議会に提案することにしています。

欧州バイヤー招き盆栽商談会
松盆栽で全国一のシェアを誇る高松市で20日、海外での販売促進を図ろうとヨーロッパからバイヤーを招いて商談会が開かれました。ジェトロ香川が開いた商談会ではドイツとスペインのヨーロッパ2カ国から盆栽バイヤーが生産者を訪問しました。このうち高松市鬼無町の生産者を訪れたドイツ人バイヤーは丹精込めて作られた盆栽の色あいや形などを見定めていました。盆栽は海外でも多くの人たちから愛されていてヨーロッパ諸国では数万人規模の愛好者がいると言われています。高松市では去年、盆栽の国際大会が開かれ松盆栽の全国シェア約8割を占める産地として高く評価されています。ジェトロ香川では商談会を通じて高松市の盆栽をさらに世界に広め、継続的な販売につなげたいとしています。