奈良県警:自転車で事故、免停…「ひき逃げ悪質」
毎日新聞 2012年11月21日 00時00分
自転車でバイクと接触事故を起こし、相手にけがをさせて逃げたとして、奈良県警は20日、奈良市の無職の男(61)を150日間の中型免許(旧普通免許)停止処分にした。自転車事故で免許停止処分が出るのは異例。県警は「ひき逃げという悪質な事案で、車などでも事故を起こす危険性が高いと判断した」としている。
男は5月10日午後7時ごろ、奈良市の市道を自転車で走っていて横断しようとした際、後ろからきたバイクと衝突。バイクに乗っていた同市の男性(37)に鎖骨骨折などの重傷を負わせて逃走した、とされる。「自転車の事故で大したことはないと思った」と供述したといい、県警は10月、奈良地検に道交法違反(ひき逃げ)容疑などで書類送検した。【村本聡】