大阪市交通局は市営地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅で、駅員が自動券売機に釣り銭を補充した際、10円と100円硬貨を取り違え、利用客に釣り銭を返しすぎた、と発表した。約2時間で3960円が余分に支払われたが、「もらいすぎた」と名乗り出た人はいなかったという。
交通局によると、券売機は北改札にある10台のうちの1台。16日午後10時ごろ、駅員が10円硬貨の収納部に100円硬貨を誤って100枚入れ、別の駅員が終電後に気づいた。この間に107人がこの券売機を使い、「10円」として100円硬貨44枚、計3960円分の釣り銭を余計に受け取った格好となった。
交通局はミスを知らせるポスターを貼り、駅長室への連絡を呼びかけている。担当者は「補充の際の確認を徹底させる」と話した。