兵庫県の明石市立天文科学館は今年も、勤労感謝の日（２３日）にプラネタリウム投影中に睡眠ＯＫのイベント「熟睡プラ寝たリウム」を行う。ベテラン解説員が選んだ「眠くなる話題」を、聴くだけでも眠くなるＢＧＭに乗せて話し、参加者を心地よい眠りに誘う。【南良靖雄】

　昨年の試みには、全国から２５９人が参加して好評だった。今年は「日本プラ寝たリウム学会」に加盟している石川県能登町の「柳田星の観察館」と宮城県大崎市の「パレットおおさき」、鹿児島県鹿屋市の「リナシティかのや」の３館にも呼びかけて同時開催する。

　明石会場は午後５時２５分開場。日本睡眠学会理事で京都大准教授の角谷寛さんが「熟睡の大切さ」をテーマに講演。午後６時１０分からプラネタリウムが投影される。いびきが気になる人用の「いびき席」も設け、枕が変わると眠れない人は「マイ枕」の持ち込みもＯＫ。最後まで一睡もしなかった人には「完徹証明書」を、睡魔に負けて眠った人には「熟睡証明書」を贈る。

　参加費７００円。定員３５０人（先着順）。当日の午後３時から明石市立天文科学館（０７８・９１９・５０００）でチケットを販売する。「睡眠中」の文字をプリントした「熟睡Ｔシャツ」（９００円）も販売する。