地方【衆院選2012 兵庫】3区、民主支持票 争奪戦に2012.11.21 02:01

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【衆院選2012 兵庫】
3区、民主支持票 争奪戦に

2012.11.21 02:01

 ■前職 土肥氏出馬を決断

 12月4日公示の衆院選兵庫3区(神戸市須磨、垂水区)で、引退の可能性をほのめかしていた無所属前職、土肥隆一氏(73)=当選7回=が20日、神戸市内で会見し、立候補する意向を表明した。土肥氏は昨年3月、島根県・竹島の領有権をめぐる問題で民主党を離党。党県連は新人の擁立を決めており、民主支持層の奪い合いは必至。同区は日本維新の会、国民の生活が第一の新人も加わり、計6人が入り乱れる混戦となりそうだ。

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 土肥氏は会見で「民主党で二大政党制を目指してきたが、現在の無責任な政治状況を無視できない」などと説明。また、竹島の領有権をめぐり、韓国側の主張に沿った共同宣言文に署名したとして離党を余儀なくされた件について「勝手に名前を印刷して配布された。撤回させなかった非は認めるが、竹島は日本固有の領土と考えており、誤解を解きたい」とも述べた。

 土肥氏は今年10月、内閣不信任決議案可決を警戒した民主党本部の要請で衆院会派入りしたが、県連は同月下旬に神戸市議の横畑和幸氏(41)の擁立を決定。土肥氏は「何の相談もなかった」と憤りを示し、立候補の是非を熟慮していた。

 一方、県連幹部は「土肥氏とは新人擁立について話し合いを続け、理解を得たものと思っていた。結果的に自民や維新を利することになり残念」と話した。

 同選挙区では当初、土肥氏に自民元職の関芳弘氏(47)、共産新人の大椙鉄夫氏(64)が挑む構図だったが、維新から元県議の新原秀人氏(50)が名乗りを上げた。さらに国民の生活が、平成22年の参院選で民主公認で兵庫選挙区を戦った元厚生労働省職員、三橋真記氏(35)を公認候補として発表している。

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