今年5月、オランダで中国人が誘拐される事件がありました。この身代金約1億8000万円が、日本の銀行口座に振り込まれていることが分かりました。警察は、犯罪で得た金であることを分からなくするマネーロンダリングの疑いが強まったとして、口座の名義人の中国人の男を逮捕しました。

 組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、相模原市のリサイクル会社「工藤商事」の中国人の社長・秦耕耘容疑者(25)です。秦容疑者は、オランダで中国人が誘拐された事件の身代金1億8000万円余りを仕事で得た利益と偽り、一部を別の銀行口座に振り込む手口でマネーロンダリングをした疑いが持たれています。警察の任意の調べに対し、秦容疑者は「やばい金かと思ったが、知人に頼まれたので口座を使わせた」と説明していました。

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