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【プロ野球】

阿部 WBCスペイン警戒 キューバ勢がズラリ

2012年11月20日 紙面から

 日本代表の主将が伏兵スペインに警戒警報を発令した。侍ジャパンでのキューバとの2連戦を終えた巨人の阿部慎之助捕手(33)は19日、新千歳空港発の航空機で帰京。3月のWBC本大会に向けて「キューバ、キューバと言っていると危ない。足元をすくわれるよ」と、1次ラウンドでの難敵はキューバだけではないとした。

 1次ラウンドA組は、日本、キューバ、中国のほかに、予選を勝ち上がった1チームが加わる。すでに予選突破を決めている3カ国のうち、台湾は自国開催のB組、カナダは米国開催のD組に入るとみられ、予選1組で本命イスラエルを破ったスペインが日本と同組になる可能性が高い。修羅場をくぐり抜けてきた阿部は、スペインはやや格下とみられるが油断大敵と強調。「短期決戦では何があるかわからないというのはCSで痛いほど分かった。中日だっていけると思ったはず」と、3連敗からの3連勝で中日を破ったCSを引き合いに出した。

 代表選出基準が緩やかなWBCルールもスペイン危険説の根拠になっている。「パナマだって、ユウイチ(ヤクルト)とか日系人中心に組んだブラジルにやられた。スペインだってキューバから亡命した選手が何人かいるらしいからね。絶対侮っちゃダメ」。阿部が指摘する通り、スペイン代表打線には“キューバ勢”が並ぶ。4番を打つカニサレスは2002年のインターコンチ杯でMVPを獲得したベテラン。

 他にもジュニアで代表経験のあるサンチェスやシドニー五輪に出場したゴメスなど国際経験豊富な打者がずらり。ドミニカやベネズエラの選手も加わる“多国籍軍”には、本番ではさらに新戦力が加わる可能性もある。代表の正捕手として、ぬかりなく対策を立てる。 (臼杵秀之)

 

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