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ネット普及 情報多すぎ消費者に迷いも
11月20日 5時49分

スマートフォンなどの普及で手軽にインターネット検索ができるようになった反面、商品やサービスを選ぶ際には情報が多すぎて困るという人が全体の70%に上り、判断に迷っている消費者が多いことが、民間の研究所のまとめで分かりました。

野村総合研究所は、消費に対する意識について平成9年から3年ごとにおよそ1万人の男女を対象にアンケート調査を行っています。
それによりますと、スマートフォンなどの普及で手軽にインターネット検索ができるようになったことなどから、商品を選ぶ際に「使っている人の評判が気になる」と答えた人の割合は全体の29%と、12年前の2倍以上に増えました。
一方で、「商品やサービスに関する情報が多すぎて困ることがある」と答えた人は全体の70.1%に上り、利用者の評判は気になるものの、インターネット上などに情報があふれているため、判断に迷っている消費者が多いことが分かりました。
また、ネットショッピングの利用者はいずれの世代でも増えていますが、ふだん情報を得る場所として「お店」を挙げる人も多くなっているということで、野村総合研究所は「情報検索に疲れたり迷ったりした結果、消費者が自分の求める情報を得ようとお店に回帰しているようだ」と分析しています。

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