ノア18日の大阪大会で行われた「グローバル・リーグ戦」Aブロック公式戦で単独首位を走っていた永田裕志(44=新日本プロレス)がモハメド・ヨネ(36)に敗れ、連勝が「4」でストップした。
ナガタロックⅠや岩石落としで飛ばしていた永田に落とし穴が待っていた。10分過ぎ、場外でのキン肉バスターを浴びたミスターは一気に失速。ハイキック2連発でグロッギー状態に追い込まれると、最後は2発目のキン肉バスターで逆転の3カウントを奪われてしまった。
前日名古屋大会でKENTAとの天王山を制しブロック首位を快走していた永田だったが、早々に3敗を喫しているヨネにまさかの敗戦。永田は「開幕前から永田裕志にああだこうだ言っていたのはヨネだった。アイツの執念が弘法の筆を誤らせ、サルを木から落としたということ…」と、よく分からない言い回しで唇をかんだ。自分を弘法に例えるずうずうしい人も珍しいが…。
慢心もあった。開幕4連勝で調子に乗ったミスターは、11日の新日大阪大会で不覚を喫したタイチを引き合いに出し「ノアはタイチより弱い」などの発言で挑発。当然ノアサイドはこれに激怒し、ヨネは「ならノア内で3敗してるオレが、アイツを最弱の位置に引きずり降ろしてやる」と戦前から闘志を燃やしていた。1989年の日本シリーズ「巨人はロッテより弱い」(加藤哲郎=当時近鉄)発言のような余計なひと言が、眠った獅子を呼び起こしてしまった。早い話が自爆だ。
最終戦(23日、後楽園)ではGHC王者・森嶋猛との激突を残す。ミスターは「大丈夫。オレは弱い相手には弱いけど、強い相手にはめっぽう強いからな」と決勝進出へ気持ちを切り替えていたが、さあどうなる。
一方のBブロックでも秋山準(43)が齋藤彰俊(年齢非公表)に敗れ痛恨の2敗目を喫した。
「SAT」同士の盟友対決は、秋山がランニングニーリフト3連発、エクスプロイダーと非情の攻めを見せた。ところがすでに3敗を喫して後がない齋藤にこれを耐え抜かれると、スイクルデス2連発を浴び逆転負け。地元・大阪でのよもやの敗戦に、ノーコメントで会場を後にした。2勝2敗と波に乗り切れない前3冠ヘビー級王者は、これ以上の失点が許されない瀬戸際に追い込まれた。
またBブロックもう1試合は丸藤正道が中嶋勝彦を巧みに丸め込んで3勝目を挙げた。星の潰し合いが続く同ブロックは、1敗が杉浦貴のみという大混戦となっている。
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