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【医療過誤】B型肝炎患者死亡で遺族が阪大病院を提訴

11/20 00:53

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B型肝炎の男性に対し、肝不全の副作用が出る可能性をもった抗がん剤を投与しながら経過観察を怠ったため男性は死亡したとして遺族が阪大病院を相手に損害賠償を求める訴えを起こしました。

訴えを起こしたのは、去年11月、肝不全のため死亡した男性の遺族です。訴状などによりますと、男性は3年前から血液のがんを治療するため入院していた大阪大学附属病院で肝不全の副作用が出る可能性をもった抗がん剤の投与を受けていました。男性はB型肝炎ウィルスをもっていたため、抗がん剤投与には肝機能の検査など定期的な経過観察が必要でした。しかし、「阪大病院は漫然と投与を続けたうえ血液中のウィルスの増加が確認された後も、十分な措置を取らなかったため男性は死亡した」として遺族は阪大病院に対し、およそ1億円の損害賠償を求めています。阪大病院は、「訴状を見ていないのでコメントは差し控えたい」としています。

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