羽田孜元首相の長男で、後継者として衆院選長野3区からの立候補を検討していた羽田雄一郎国土交通相(参院議員)は19日、立候補を断念した。野田佳彦首相(民主党代表)が世襲禁止を徹底するため公認せず、無所属での立候補も認めない意向を示したためで、「全国で苦しい戦いをしている仲間に迷惑をかけたくない」と周囲に語った。
羽田国交相は19日、党長野県連代表の北沢俊美元防衛相と国土交通省で会談し、対応を協議した。羽田孜氏と雄一郎氏の後援会は19日、雄一郎氏の擁立を決めたが、民主党は別の候補者の擁立を検討する。