(cache) ジーパラドットコム：四天王が激戦！声優陣トークも『イナズマイレブン』感謝祭・ステージ編

イベントレポート

四天王が激戦！声優陣トークも『イナズマイレブン』感謝祭・ステージ編

2010.12.13

	『イナズマイレブン3 世界への挑戦！！ジ・オーガ』関連情報
	『イナズマイレブン3』公式サイト

▲「イナズマイレブンファン感謝祭2」の様子応募総数10,000人の中から、抽選の結果選ばれた約4,500人の『イナズマイレブン』ファンが会場に集まった

　TVアニメ化、コミック化、劇場版アニメ化など、様々なメディア展開をみせている、レベルファイブの『イナズマイレブン』シリーズ。同シリーズのファンイベント「イナズマイレブンファン感謝祭2」が、2010年12月12日（日）に千葉県「幕張メッセ」で開催された。

　『イナズマイレブン』シリーズは、サッカーの試合を通じて自チームの選手を育成し、新たな仲間を収集してチームを強化していくRPG作品。最新作であるニンテンドーDS向けソフト『イナズマイレブン3 世界への挑戦！！ジ・オーガ』（以下、『イナズマイレブン3 ジ・オーガ』）が12月16日（木）に発売予定となっているほか、初の劇場版アニメ「劇場版イナズマイレブン最強軍団オーガ襲来」が12月23日（木・祝）から公開される。

　『イナズマイレブン』シリーズのファンイベントは、今年の6月に開催されたイベントに続き、2回目となる。
　すでにお届けしているとおり、本イベントは同シリーズの“最新作”が制作中であることが発表されている。

　こちらの記事では、会場で行われた「イナズマ四天王エキシビジョンマッチ」や、声優陣のトークコーナー、「T-Pistonz+KMC」のライブといったステージイベントの様子をメインにお届けしていく。


▲イベントの始めには、同社の代表取締役社長／CEOの日野晃博氏が『イナズマイレブン3 ジ・オーガ』の発売や、劇場版アニメの公開が間近に迫っていることに触れ、「これからも『イナズマイレブン』シリーズをもっと盛り上げていきます！」とコメントした		▲会場後方にはリムジンに乗りつけ、車内からはタキシードに身を包んだ「イナズマイレブン」のメンバーが登場。会場に集まったファン達からは大歓声が上がっていた

■■“四天王”がエキシビジョンマッチで最高峰の試合を展開

　今年の9月から10月にかけて、札幌、東京、福岡、大阪の4つの地域において、『イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク／ボンバー』（以下、『イナズマイレブン3』）における各エリアの最強プレイヤーを決める大会「イナズマイレブン3 四天王決定戦～フットボールフロンティアへの道～」が開催された。

　今回の「ファン感謝祭2」の会場では、激戦の末に各エリアの大会で優勝した4人のプレイヤーが“四天王”として登場。4人が『イナズマイレブン3』を用いてエキシビジョンマッチを行った。
　エキシビジョンマッチでは、「東の王者 VS 西の王者」「北の王者王者 VS 南の王者」の2試合が実施。勝敗を予想する「totoカルチョ」も実施され、2試合の勝敗を見事的中した人には、会場限定の『イナズマイレブン』オリジナル年賀状がプレゼントされた。


▲各エリアの大会を勝ち抜いた「四天王」。左から、北の王者・佐藤誠司さん、東の王者・角田圭吾さん、西の王者・筒井亨太さん、南の王者・奥村達也さん		▲「totoカルチョ」で見事予想を的中した人にプレゼントされた、『イナズマイレブン』オリジナル年賀状

●東の王者 VS 西の王者
　東の王者・角田さんと、西の王者・筒井さんの試合では、開始早々に必殺タクティクス「アマゾンリバーウェーブ」が炸裂し、一気にゴール前まで選手を押し切る。だが、東の王者が放った必殺技「ジェットストリームG5」を西の王者が止め、逆に攻め返して、必殺技「こうていペンギンG5」で1点目を挙げた。
　後半戦になり、東の王者が1点を返すものの、再度「こうていペンギンG5」で押し切り2点目を挙げた西の王者が勝利を収めている。必殺タクティクスや必殺技が頻発された、激しい展開の試合であった。

●北の王者 VS 南の王者
　北の王者王者と南の王者の試合は、打って変わってあまり必殺技も必殺タクティクスも使用されない、静かな試合となった。しかし、各選手の動きを細かく指示したり、攻めてくる相手を積極的にブロックしにいくという一進一退の試合が展開され、0対0のまま前半戦が終了した。
　後半戦では、北の王者が必殺技「真シグマゾーン」を使用。だが直後に南の王者が必殺技「かごめかごめ」を発動してボールを奪い返し、さらに再度北の王者がボールを獲得するという、激しいボールの奪い合いが展開。
　必殺技が発動するも、互いのキーパーの必殺技によってシュートを防ぐという緊迫の展開が続き、0対0のまま試合が終了。ボール支配率が高い、北の王者が判定勝ちとなった。

■■劇場版を演じた感想、不動のウラ話も…声優陣がトーク

　『イナズマイレブン』シリーズ、およびTVアニメ「イナズマイレブン」でキャラクタボイスを担当している声優陣がゲスト出演し、トークショウを行った。
　ステージに登場したのは、「円堂守」役の竹内順子さん、「鬼道有人」役の吉野裕行さん、「吹雪士郎」役の宮野真守さん、「一之瀬一哉」役の梶裕貴さん、「壁山塀吾郎」役の田野めぐみさん、「風丸一郎太」役の西墻由香さん、基山ヒロト役の水島大宙さんの7人だ。


▲左から、竹内順子さん、吉野裕行さん、宮野真守さん、梶裕貴さん、田野めぐみさん、西墻由香さん、水島大宙さん		▲日野氏も加わり、劇場版アニメやゲーム最新作に関するトークショウが行われた

　劇場版アニメでは、アニメ版でも一度演じた、円堂たちが出会う頃の物語がふたたび描かれているとのことから、「かつて演じたシーンを、もう一度演じるのはどんな気持ちでしたか？」との質問が声優陣に行われた。
　竹内さんは「初期の頃では鬼道が敵役として登場しますが、あらためて“本当に気に食わない！”って思いました（笑）」とコメント。そんな鬼道を演じる吉野さんは、「最近は豪炎寺がだんだんしゃべらないキャラになっていますが、初期のころの鬼道はあまりセリフがなく“省エネ”でしたね（笑）」と話している。
　西墻さんは、「陸上部からサッカー部へと入るという思い入れのあるシーンをもう一度演じられて感慨深い」とコメントしている。

　「現場でムードメーカーは？」という質問には、多くの人が「梶さん」と回答。宮野さん曰く、「梶さんの現場でのイジラれ具合はすごい（笑）」とのこと。梶さん本人は、「笑わせているんではなく、笑われているだけですね（笑）」と話している。

　『イナズマイレブン』シリーズでは他のアニメ作品と違って、梶さんが演じる「一之瀬一哉」と「不動明王」や、田野さんの演じる「壁山塀吾郎」と「佐久間次郎」のように、重要なキャラクタを1人2役でやる場合も多い。
　このことについて日野氏は、「不動や佐久間が、こんなに多くの人に愛されるキャラクタになるとは予想していませんでした」とコメント。「今だから言えますが、不動は当初、日本代表に選ばれる予定はなかったんです。でも3人ぐらいの女性スタッフから“不動は必要です”と言われて、日本代表入りを果たしました」と説明している。

　不動を演じる梶さんは「不動を演じる前にスタッフの方から、“不動は最後まで性根が腐ったままのキャラクタですから”と言われてちょっとショックでしたが、最後までヒールっぷりをキープしていきますよ」と話している。

　トークイベントではほかにも、各声優陣が好きな必殺技を叫ぶという、ファンにはうれしいシーンも。竹内さんは「エターナルブリザード」、吉野さんは「無限の壁」、宮野さんは「ゴッドハンド」、水島さんは「ゴッドブレイク」など、それぞれが演じるキャラクタとは別のキャラの必殺技も、決め台詞とともに熱演していた。

■■「T-Pistonz+KMC」が熱唱！円堂たち5人もアーティストデビュー！

　さらにステージでは、『イナズマイレブン』シリーズや、TVアニメ版「イナズマイレブン」のテーマソングを数多く手がけてきたバンド「T-Pistonz+KMC」が会場に登場し、生ライブを披露した。
　ライブで歌われたのは、「スーパー立ち上がリーヨ」「気合いでハリケーン」「僕らのゴォール！」の3曲だ。

　また、イベントの最後には、円堂守たちが再び登場し、2011年1月からTVアニメ「イナズマイレブン」のエンディングテーマとして起用される「またね…のキセツ」を熱唱した。
　この曲は、円堂守、豪炎寺修也、鬼道有人、風丸一郎太、吹雪士郎の5人が「イナズマオールスターズ」という名義で歌唱。つまり、各キャラクタのボイスを担当する声優陣がボーカルを担当する曲となっている。