維新が県内で2人を追加公認へ
日本維新の会は衆議院静岡2区と3区に新たに2人の擁立を内定した。静岡2区に藤枝市在住でIT会社経営の諸田洋之さん(46)、静岡3区に前磐田市長で原発県民投票静岡元代表の鈴木望さん(63)の擁立を内定した。2人は19日、大阪市の日本維新の会本部を訪れ、幹部と出馬にむけ最終調整した。その結果、諸田さんが藤枝市や焼津市を中心とする静岡2区、鈴木さんが掛川市や磐田市を中心とする静岡3区で追加公認されることになった。近く日本維新の会が大阪市で会見を開き、正式に発表する。
日本維新の会は衆議院静岡2区と3区に新たに2人の擁立を内定した。静岡2区に藤枝市在住でIT会社経営の諸田洋之さん(46)、静岡3区に前磐田市長で原発県民投票静岡元代表の鈴木望さん(63)の擁立を内定した。2人は19日、大阪市の日本維新の会本部を訪れ、幹部と出馬にむけ最終調整した。その結果、諸田さんが藤枝市や焼津市を中心とする静岡2区、鈴木さんが掛川市や磐田市を中心とする静岡3区で追加公認されることになった。近く日本維新の会が大阪市で会見を開き、正式に発表する。
中部電力は浜岡原発1号機の燃料プールに保管している使用済み核燃料棒の1本にひびが入っていたことを1995年に把握しながら、19日初めて県に報告した。県危機管理部の長尾一郎部長代理は「ゆゆしき事態。正しい情報を出してほしい」と話した。また中部電力静岡支店原子力グループの西田勘二部長は「当時の公表基準に当たらなかった」と釈明した。中部電力は19日、浜岡原発1、2号機の使用済み燃料の搬出予定などを県に報告する過程で、突如1994年12月に起きた燃料棒のトラブルについて詳細を報告した。中部電力は当時、浜岡原発1号機の炉内に装てんされていた燃料棒からわずかな放射性物質が漏れた事故は燃料棒の1本に見つかった小さな穴が原因と県に報告していた。ところが、1995年の追加調査でこの燃料棒にひびがあることを把握したにもかかわらず、県に報告しなかった。中部電力では穴が開いて強度が低下した燃料棒を、調査のためにつり上げた際にひびが入ったと見ている。
17日午前11時前、下田市の須崎港沖で男性が漂流しているのが見つかった。下田海上保安部が救助しようとしたが、救命胴衣が脱げて男性は海に沈んでいったという。男性は救命胴衣に書かれた名前などから御殿場市板妻の会社員、小鶴晃史さん(24)とみられている。海上保安部が小鶴さんの会社に事情を聞いたところ小鶴さんは先週、同僚の男性2人と「週末に釣りに行く」と話していたという。同僚で裾野市御宿の木村司さん(34)と御殿場市大坂の松村好治さん(35)、小鶴さんの3人は、19日会社を欠勤していて連絡も取れないという。海上保安部と警察が現場周辺を捜索している。
学校に墨汁のようなものがかけられる事件が相次いでいる静岡市駿河区で19日午前6時30分ごろ、静岡市立中島中学校の正門の校名プレートに墨汁のようなもので落書きされているのを通勤してきた教師が見つけた。落書きは正門の1カ所だけだが長さ11mにわたり書かれていた。18日午後8時45分ごろ、最後に帰宅した教師が確認したときには落書きはなかったということで、静岡南警察署は18日午後8時45分から19日午前6時30分までの犯行とみて捜査している。11月、静岡市駿河区では同様の犯行が4件あり、警察は同一犯とみている。
衆院選にむけ県内の第三極の結集が注目される中、みんなの党と静岡維新の会の県議でつくる会派「みんなの党・無所属クラブ」が会派を解消した。所属する静岡維新の会の柏木健県議とみんなの党の遠藤行洋県議は県議会事務局に会派解散届を提出し、19日午後4時に議長に正式に報告した。遠藤県議は解散の理由として衆院選でみんなの党と日本維新の会が合流せずに別の党で戦うことを決めたことや柏木県議が15日に発表した静岡版「維新八策」が自らの政策と一致しないことなどをあげている。県議会での会派解消は衆院選における県内の第三極の結集にも影響を与えそうだ。
静岡市社会福祉協議会の元職員の男性(39)が、近く詐欺容疑で書類送検されることが捜査関係者への取材で分かった。経理を担当していた元職員は2009年7月から9月の間に、2度にわたり請求書を水増しして社協の運営費約55万円を騙し取った疑いが持たれている。55万円のほとんどは株の投資に使われたとみられている。元職員は懇親会費なども管理していて、着服は数十回にわたり合わせて1000万円以上に上るとみられている。
任期満了に伴う焼津市長選挙は立候補受付が午後5時で締め切られ、防災対策などを争点に現職と新人の一騎打ちになった。立候補したのはいずれも無所属で、現職の清水泰(68)さんと、新人で自民党推薦の元県議・中野弘道さん(55)。現在進められている津波避難タワー建設計画の是非などを争点に、25日投開票される。
12月16日に衆議院選挙を控え、県警の繁田誠本部長は県下署長会議で選挙違反の取り締まりに向けて重点項目を示した。繁田本部長は「新たな政党が複雑に入り交じり、激しい選挙戦が展開されることが予想される」と語り、▽厳正公正な違反取り締まりの徹底▽正当な選挙活動の自由確保と適正捜査の推進▽要人警護と警戒警備の万全など5つの重点項目を示した。
12月16日の総選挙に伴い、県警は「選挙違反取締本部」を設置した。捜査二課には衆議院選挙に関連する選挙活動の違反を取り締まるため、対策本部の看板が設置された。県警は県内27の警察署にもそれぞれの取締本部を設置した。捜査二課によると、17日までにポスターを集中的に掲示していたなど4件の警告を行ったという。
消費者らにお茶の魅力を発信する「全国お茶まつり」が17日から掛川市で始まった。茶業関係者ら1000人が出席した大会式典では、主催者の川勝平太知事が「お茶のおいしさとともに効能や楽しみ方を掛川から全国へ発信していきたい」とあいさつした。全国お茶まつりでは、掛川城など4カ所でお茶に関するさまざまなイベントが開かれている。茶畑をイメージして建てられた市役所では大茶会が開催され、来場した人々はいろいろな流派の茶道に触れながらお茶の魅力を体験していた。全国お茶まつりは18日も開かれる。
日本維新の会は、次期総選挙に向けた第1次公認候補を発表し民主党に離党届を提出した源馬謙太郎県議の静岡8区からの出馬が正式に決まった。日本維新の会はこれまで、どの選挙区から立候補するかについては党が決めるとしてきたが、源馬氏は地元からの出馬となった。源馬氏は12月の県議会定例会初日に議員辞職を届け出る予定で、静岡8区は民主党前職の斉藤進氏と自民党前職の塩谷立氏、共産党元職の平賀高成氏の戦いに第三極として源馬氏が加わる激戦区となりそう。また、前磐田市長の鈴木望氏も2次公認を目指し、17日大阪市で日本維新の会の面接を受けた。鈴木氏は静岡3区からの出馬を希望している。
富士宮市内で起きた埼玉県の一家5人無理心中とみられる事件で、遺体が発見された車内から見つかったノートには、「将来を悲観した」という遺書とみられる内容が書かれていたことが分かった。5人はシートを倒した状態の後部座席で倒れていて、車はタオルで目張りされ鍵もかかった状態だったという。
富士山スカイラインの登山区間が16日正午から冬季閉鎖された。閉鎖されたのは富士宮口2合目から5合目までの13km。積雪量や安易な登山者に対応して、例年に比べ8日早い閉鎖となった。ゲートでは1t余りのコンクリートブロックがクレーンを使って並べられた。
静岡市駿河区登呂の市立高松中学校で15日午後10時半ごろ、正門に黒い液体がかけられているのを教師が発見した。警察官が調べたところ、正門の外壁や校名のプレートに墨汁とみられる黒い液体がかけられていた。また、近くの市立富士見小学校でも正門に黒い液体がかけられているのが見つかった。静岡南警察署が器物損壊事件として捜査している。駿河区では14日、市立豊田中学校でも同様の事件があった。
15日午後7時すぎ、富士宮市粟倉にある駐車場の近くを通った人から「目張りをしている車両が止まっている」と警察に通報があった。警察が調べたところ、タオルで目張りされたワゴン車の中で、男女2人と子ども3人が死亡していた。車内からは燃えきった練炭と遺書が見つかり、警察は一家心中とみて調べている。富士宮警察署によると、死亡していたのは埼玉県に住む30代の夫婦と小学校4年生と2年生の男子、幼稚園年中の男子で死後数日が経過しているという。親族から埼玉県警東入間署に9日、家出人捜索願が出ていた。
県浄化槽協会は15日、運営資金から40万円を横領した疑いで40歳の元職員の女性を刑事告訴していたと発表した。協会によると、経理を担当していた元職員は2010年6月、協会の銀行口座から40万円を無断で引き出して横領した疑いがあり、2010年度中に少なくとも1320万円の使途不明金があるとしている。不正経理が発覚したのは2011年3月で、その後、元職員は懲戒解雇されている。告訴を受けて静岡南警察署は業務上横領事件として調べている。
静岡市は12月2日の県地域防災訓練の日に、全国初となる高架橋を避難場所にする社会実験を行うと発表した。社会実験が行われるのは、静岡市駿河区中島地区の国道150号の工事中の高架橋。訓練に参加するのは中島地区と大谷地区の住民約1000人で、高架橋に上るために既存のスロープを利用するほか仮設の階段を2カ所に設置する。静岡市は参加者にアンケート調査を行い、避難までの時間や課題を検証するという。
柏木健県議らが県庁で会見を開き、8日付で「静岡維新の会」を設立したと正式に発表した。会の代表を務める柏木県議は独自で、浜岡原発の廃炉や1次産業の輸出の強化などを掲げた「静岡版維新八策」を公表した。当面は3人で会員を集めていくとし、亀裂が生まれている維新政治塾の塾生にも協力を呼びかけている。
御殿場市茱萸沢の国道246号交差点で午前11時過ぎ、御殿場警察署地域課のパトカーと普通乗用車が出合い頭に衝突し、乗用車の後部座席に乗っていた御殿場市上小林の坂田タケさん(91)が肋骨を折る重傷を負い、運転していた66歳の女性も首に軽いけがをした。パトカーの警察官2人にけがはなかった。御殿場署によると、パトカーは不審車両を発見したため、サイレンを鳴らし赤色灯を付けて走行していたという。
ボージョレ・ヌーボーが解禁になった。沼津市西島町のマックスバリュ沼津南店ではワインファンが集まり、カウントダウンパーティが行われた。午前0時を迎えると薬玉が割られ、早速ワインで乾杯。今年のブドウの収穫量は天候不良のため例年の半分程度ということだが、ワインは良質に仕上がっているという。
藤枝市田中の県道で14日午後6時40分ごろ、藤枝市藤岡の小学4年生、清水颯太君(9)が乗用車にはねられ、全身を強く打ち重傷を負った。現場は幅が約5mのセンターラインのない直線道路で、歩道もなかった。藤枝警察署によると、颯太君はスポーツ少年団の活動でサッカーをするため、父親に小学校の近くまで車で送られた後、歩いていて事故に遭ったという。
県内では今シーズン初めてのインフルエンザによる学級閉鎖があった。熱海市立子嵐中学校は1年1組でインフルエンザにより6人が欠席したため、14日から16日まで学級閉鎖を決めた。欠席者のうち複数人が同じ部活に所属していたという。県の調べによると2012年は学級閉鎖が起きた時期としては10年間で2番目の早さで、患者数は今のところは例年並みという。県は手洗いやうがい、せきエチケットなどを徹底してほしいと呼びかけている。
6月、磐田市のコンビニエンスストアで店員を脅して売上金11万円余りを奪って逃げたとして兵庫県西宮市の無職、庄崎淳容疑者(27)と神戸市生まれの土木作業員、小田悠平容疑者(30)の2人が、強盗の疑いで磐田警察署に逮捕された。2人は共謀して磐田市見付のサークルK磐田インター店で店員を包丁で脅して、売上金11万7000円を奪って逃げた疑い。庄崎容疑者は容疑を認めているが、小田容疑者は黙秘している。2人は静岡や愛知など9府県で、コンビニ強盗を繰り返していたとみられている。
14日午前6時50分ごろ、静岡市駿河区豊田の豊田中学校の外壁や正門の壁などに墨汁のようなもので落書きされているのを通勤してきた教師が見つけ、警察に通報した。静岡南警察署によると7カ所に落書きされていた。13日午後9時ごろ、教師が学校の周りを点検したときには、落書きはなかったということで、警察は13日午後9時から14日午前6時50分の間の犯行とみて、器物損壊の疑いで調べている。