大阪城ホールで18日に開かれた第25回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)で、西関東支部代表として高校以上の部に出場した伊奈学園総合は金賞に輝いた。中学の部には埼玉県久喜市立栗橋東が出場し、銅賞を受けた。
伊奈学園総合高は9回目の出場。同校オリジナル曲「アニヴァーサリー・ファンファーレ」など3曲を選んだ。冒頭からファンファーレを高らかに鳴らし、観客から大拍手が起こった。難しい旋律を確実に奏で、旗を振り演舞するカラーガード隊12人がステップを踏んで彩りを添えた。
先導役のドラムメジャーで部長の近祥玲さん(3年)は「『イナガク、ファイト!』と演奏前に声をかけ合ったら緊張がとけ、一つになれた」。顧問の宇畑知樹教諭(44)は「ここまでよく頑張ってくれた」と喜んだ。
栗橋東中は2年連続2回目の出場。SFドラマ「スタートレック」など4曲を選んだ。冒頭でホルンやサックス、トロンボーンが神秘的な風景を表現。約60通りに分かれた複雑な隊列で場内を沸かせた。
吹奏楽用にアレンジしたクラシック有名曲を集めたコンピ盤。吹奏楽コンクール全国大会出場の実力校のライブ録音と、同じ曲のオーケストラ版の2枚組