中国・習近平総書記が以前勤務していた福建省寧徳市で暴動
先週、中国共産党の総書記に就任した習近平氏が、かつて勤務していた福建省の寧徳市で、17日、交通事故をめぐり、暴動が起きた。
地元当局などによると、福建省の寧徳市福安で17日夜、乗用車が、ほかの車やバイクなどと次々に衝突した交通事故をきっかけに、現場に集まった市民数千人が、警察車両をひっくり返したり、破壊するなどの暴動を起こした。
香港メディアは、救急車の到着が遅れたほか、事故を起こした車が、警察から偽のナンバープレートを買っていたとして、警察腐敗に対する不満が暴動につながったと伝えている。
寧徳市は、習近平氏がかつて勤務した場所で、当局は、地元に緊急対策チームを立ち上げるなど、新体制発足直後に発生した暴動を重視しているものとみられる。