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中国 習近平氏の元勤務地で暴動11月19日 8時17分
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中国の共産党大会で総書記に選出された習近平氏がかつてトップを務めた南部の都市で、交通事故の処理をきっかけに、少なくとも数百人が集まって一部が警察の車両を壊す暴動がありました。
警察の汚職に対する市民の不満が背景にあると指摘されています。
暴動があったのは、中国南部・福建省の福安市で、地元メディアなどによりますと、17日の夜、無免許運転の乗用車が数台の乗用車やオートバイと衝突する事故があり、警察が現場でその処理をしていたところ、関係者や通りかかった人など、少なくとも数百人が集まって警察と小競り合いになったということです。
そして一部が暴徒化して、少なくとも3台の警察車両をひっくり返して壊したということです。
暴動はその日のうちに収まったということですが、地元の政府は事態を重くみて、専門の組織を立ち上げて詳しい経緯を調べています。
福安市がある地区は、先の中国共産党大会で総書記に選出された習近平氏が、20年余り前に地区のトップの書記として務めていたところです。
中国では、格差や政府への不満を背景とした暴動が各地で後を絶ちませんが、今回の暴動について香港のメディアなどは、警察の汚職に対する市民の不満が背景にあったのではないかと伝えています。
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