交通事故:バスの正面衝突や多重事故 滋賀県内で相次ぐ
毎日新聞 2012年11月18日 20時31分(最終更新 11月18日 21時35分)
大津市と滋賀県栗東市で18日、中学生を乗せたマイクロバスの正面衝突や、乗用車など5台が絡む事故があり、子どもを含む計15人が病院搬送された。
午前6時25分ごろ、大津市葛川坊村町の国道367号で、福井県若狭町立三方中学校の剣道部員ら16人が乗ったマイクロバスと、対向のワンボックス車が正面衝突。バス運転手の福井県敦賀市古田刈、石田いづみさん(45)と、ワンボックス車を運転していた大阪市天王寺区小橋町、無職、坂本真理さん(45)が両足骨折の重傷で、剣道部員4人と顧問教師2人が顔などに軽いけが。
剣道部は遠征試合のため、福井県でバスをチャーターし堺市に向かう途中だった。現場は片側1車線で、ワンボックス車が緩やかな左カーブで対向車線にはみ出したらしい。
また同日午後2時15分ごろ、滋賀県栗東市小野の名神高速道上り線で、乗用車やトラックなど5台が絡む多重事故があった。同県湖南広域消防局によると、乗用車3台とトラック、軽乗用車による事故で、乗用車1台に同乗していた男性(37)と女性(39)、生後2カ月の女児のほか、トラックに乗っていた34〜44歳の男性3人、軽乗用車を運転していた男性(21)の計7人が搬送され、いずれも軽傷とみられる。
この事故で栗東インターチェンジ(IC)−と竜王IC間の上り線が約2時間通行止めとなった。県警高速隊などが事故原因を調べている。【前本麻有】