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【芸能・社会】

長瀬出る! 2年ぶり連ドラ主演 漫画の主人公が現実社会に

2012年11月19日 紙面から

 TOKIOの長瀬智也(34)が、日本テレビ系で来年1月にスタートする「泣くな、はらちゃん」(土曜午後9時)で、2年ぶりの連ドラ主演を果たすことが、18日分かった。漫画から飛び出して、現実世界と行ったり来たりするというファンタスティックな設定で、これまでの主演作で「2つの顔」を演じることが多かった長瀬にとっても、画期的なドラマになりそうだ。

 10年7−9月のTBS系「うぬぼれ刑事」以来2年ぶりの主演連ドラ。しかし長瀬演じる「はらちゃん」は、最初は絵でしかない。港町のかまぼこ工場で働くヒロイン・越前さんが、日頃の恨みつらみを込めて、日記代わりにノートに描いている漫画の主人公だ。

 「はらちゃん」は、いつも安居酒屋で酔っぱらってクダを巻き、涙をこぼす自分に「泣くな、はらちゃん」とつぶやく。

 ある日、ノートに衝撃が加わり、漫画の中に現実世界とつながる裂け目ができた。現実世界に飛び出し、リアルな人間の姿になったはらちゃんは、越前さんに恋をする。「電車のドアに挟まれたら俺がこじ開けます」「あなたのヒーローになります」。現実を知らず暑苦しいはらちゃんに困惑する越前さんだったが、けなげな恋心が2人の運命を変えていく−というストーリーだ。

 文字通り“漫画から飛び出したような”主人公。河野英裕プロデューサーは「日常とファンタジーが共存できる唯一無二の存在。フィクションをフィクションとして体現できる役者」と起用理由を語る。06年の日テレ系「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」で長瀬とタッグを組んで「希代の俳優だ」とほれ込み、NHKの朝ドラ「おひさま」「ちゅらさん」を手掛けた脚本家岡田惠和氏とともに、長瀬主演を前提に本作を企画したという。

 制作サイドによると、実写と漫画の比率は約7対3。「マイ☆ボス−」では高校生とヤクザの若頭、05年のTBS系「タイガー&ドラゴン」では落語家とヤクザ、と2つの顔を持つ主人公を演じてきた長瀬だが、本作では2次元と3次元という斬新な2役になる。

 長瀬は「越前さんが日頃のストレスを漫画にぶつけているように、2年間ためてきた芝居への思いをこのドラマにぶつけます」と力強く宣言した。

◆頭をなでてくれた森光子さん

 10日に92歳で亡くなった女優森光子さんと親交があった長瀬は、以下の追悼コメントを寄せた。

 「13歳のときに初めてお会いした際、小さかった僕の頭をなでてくれました。その時の森さんのものすごいオーラと優しい手の感覚は今でも鮮明に覚えています。毎年、初詣をご一緒したり、誕生日プレゼントをいただいたり、こんな僕らを本当の優しさで包んでくれました。僕は一生忘れません。偉大なる大先輩を。そして、森光子さんという女性を。必ずまたいつかどこかで会えると信じています」

 

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