北斗の拳「七つの傷、設定考えてなかった」原作者が秘話
朝日新聞デジタル 11月19日(月)9時1分配信
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ファンに語りかける武論尊さん=鳥取市尚徳町 |
【山崎聡】「北斗の拳」などで知られる漫画原作者の武論尊(ぶろんそん)さんが18日、鳥取市の県立図書館でトークショーを開き、ファンら約90人とふれあった。意外な制作秘話も飛び出し、会場は熱気に包まれた。
「北斗の拳」は1983〜88年に「週刊少年ジャンプ」で連載。核戦争後の無法化した世界を舞台に、暗殺拳法「北斗神拳(しんけん)」を伝承するケンシロウらの闘いを描いた。決めぜりふの「おまえはもう死んでいる」はブームを巻き起こした。
武論尊さんは、テレビアニメのテーマ曲「愛をとりもどせ!」が流れるなか、登場。ファンは拍手と歓声で迎え、次々に明かされる裏話に聴き入った。
ケンシロウの胸にある七つの傷は、はじめは設定を考えずに「ファッションとしてつけていた」という。「週刊連載だから、先のことは考えず、その場しのぎでやっていた。作り手が先を読めなければ、読者が読めるわけない。だからみんながはまってくれた」
朝日新聞社
最終更新:11月19日(月)9時1分