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【大リーグ】

FA藤川獲りにカブス参戦 6球団の争奪戦もド軍最有力?

2012年11月19日 紙面から

 藤川獲りにカブスも参戦!! 阪神からFAとなり、メジャー挑戦を表明している藤川球児投手(32)が、ダイヤモンドバックスだけではなく、先週中にカブスも訪問していたことが17日に分かった。同じく獲得を検討しているとされるレンジャーズの地元紙ダラス・モーニングニュース(電子版)が報じた。藤川は今週初めにもドジャースとエンゼルスを訪問する予定で、既に施設訪問を終えているオリオールズやダイヤモンドバックスを加えると、少なくとも6球団が争奪戦を繰り広げていることが明らかになった。

 まさに“東奔西走”だ。藤川がカブスの球団施設見学のために、本拠地シカゴを訪れていたことが判明した。剛腕は全球団との交渉が解禁となる14日をにらみ渡米。同日に早速ダイヤモンドバックスを訪れると、これに続いてオリオールズとカブスを訪問したことになる。

 さらに、ダラス・モーニングニュース紙によれば、今週初めの帰国寸前にエンゼルスとドジャースにも足を運ぶという。北米大陸を東西横断すると、さらに中西部から西部と、判明しているだけでも総距離約7000キロ。日本ならば、東京−福岡間を4往復できるほどの大旅行を、1週間弱で敢行することになる。

 それほど“虎の守護神”に向けられるメジャーの視線は熱い。レンジャーズ、Dバックス、エンゼルスなどは数年前から日本にスカウトを派遣し、徹底的に調査済み。その上で、プロ13年間で防御率1・77と安定感抜群の藤川に2年契約を提示するとみられている。

 今回のカブスも、救援陣の今季防御率は30球団中27位の4・49。さらに、守護神マーマルもトレード要員で、崩壊状態のリリーフ陣てこ入れに、藤川はぜひ欲しいところだ。

 それでも、本命はドジャースと言えそうだ。マッコート前オーナーの時代は国際スカウト部が手薄だったが、そんな状況下でも藤川の調査は続行していた。マジック・ジョンソン氏を含む新オーナー体制になってからは資金も潤沢で、今オフは大補強が見込まれている。さらに、野茂英雄、石井一久(現西武)、斎藤隆(DバックスからFA)など、積極的に日本人投手を起用してきた実績も大きい。

 従来の縦じまユニホームを何に着替えるか、決断は間近に迫っている。

 

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