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日本代表ニュース 2010年12月

待遇改善求めスト検討…代表戦ボイコットも

ザッケローニ監督どうする?選手会のストで代表戦ボイコットの可能性も浮上
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 日本プロサッカー選手会(JPFA、藤田俊哉会長)が、日本サッカー協会に要求している日本代表への待遇改善が受け入れられない場合に備え、ストライキを検討していることが17日、明らかになった。既に互いに弁護士をたてて主に肖像権料、勝利給などの待遇について話し合いが進められている。改善が認められなければ前代未聞の“国際Aマッチ・ボイコット”に発展する可能性が出てきた。

 日本サッカー界が前代未聞の事態を招く可能性が出てきた。海外で活躍する日本人選手も含むプロ選手会(JPFA)が、かねて指摘されてきた日本代表選手の待遇の低さを問題視。すでに弁護士を通じ、日本協会側に強く改善を要求しているが、改善が認められない場合には、ストライキという強硬手段に打って出ることも検討しているという。

 関係者によれば現在、日本代表の親善試合での勝利給は20万円にも満たない。これはJ1各クラブの勝利給の半分以下という金額設定だ。ハードな日程の中、招集に応じ、重圧とも戦いながら得る報酬としては極めて低い額。しかも国際Aマッチで負傷した選手への保証も「十分とは言えない」とクラブ関係者は口をそろえる。選手や派遣した各クラブが泣き寝入りしているのが実状だ。

 また肖像権料も現在、90%がJ各クラブへ分配されているが、選手への分配は認められていない。来年1月に控えるアジア杯(カタール)をめぐっても、天皇杯を勝ち進んだクラブの選手はオフが消滅するなどの問題点が指摘されている。コンディションを憂慮するクラブ側が招集方針の再検討を求めたが、日本協会側は今のところベストメンバーの招集方針を譲っていない。待遇改善が認められなければ、日本代表が国際親善マッチをボイコットする可能性もある緊急事態。両者の今後の話し合いが注目される。

 ▽日本プロサッカー選手会 Jリーグに所属、もしくは以前に所属し現在は海外クラブに所属する選手を会員とする社団法人。11月1日にJリーグ選手協会から名称を変更

[ 2010年12月18日 ]

  

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