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宇宙で骨の変化は メダカで実験
11月18日 6時48分

宇宙で骨の変化は メダカで実験
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無重力の場所で、骨がどのように変化するかを調べる、メダカを使った実験を、国際宇宙ステーションに滞在中の星出彰彦宇宙飛行士が行い、その映像が公開されました。

重力がない宇宙空間に長期滞在すると、人の骨は次第にもろくなることが知られています。
このメカニズムを探ろうと、国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」では、先月から星出宇宙飛行士がメダカを使った実験を行っていて、その映像が公開されました。
公開されたのは、2つある水槽を今月2日と7日に撮影したもので、それぞれ8匹のメダカが元気に泳ぎ回っています。
水槽の底には、決められた時間に自動的に餌を与える装置が備えられ、メダカが競い合うように餌を食べる様子も映っています。
実験を企画した東京工業大学の研究グループによりますと、メダカには人と同じように、骨を作る細胞と壊す細胞があり、これらの細胞が無重力の状態でどのように変化するか調べるということです。
今回の実験にあたっては、24匹の日本のメダカが宇宙ステーションへ運ばれましたが、このうち6匹は、19日、星出さんがロシアの宇宙船ソユーズで地球に帰還する際、持ち帰ることになっています。

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