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iPS細胞の心筋培養で新技術11月16日 5時4分
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iPS細胞から作り出した心臓の筋肉を、培養液を工夫するだけで、98%の純度にまで高める新しい技術を、慶応大学のグループが開発しました。
これまでの方法に比べコストを抑えて、心筋細胞を効率よく確保できることから、iPS細胞の実用化に役立つと期待されています。
慶応大学の福田恵一教授の研究グループは、iPS細胞から作り出した心筋細胞の培養法を開発するため、心筋細胞が、エネルギー源として「ブドウ糖」だけでなく「乳酸」も利用できることに着目しました。
そして、培養液から、これまで不可欠とされてきたブドウ糖を取り除き、代わりに乳酸を加えて実験した結果、心筋細胞以外は栄養が不足して死滅することを確認したということです。
さらに、この培養液でiPS細胞から作り出した心筋細胞を培養したところ、1週間で純度を98%にまで高めることができたほか、培養した細胞をマウスに移植しても異常は見られなかったとしています。
iPS細胞の実用化にあたっては、作り出した細胞にほかの種類の細胞が混じらないようにする必要がありますが、今回の方法は、これまでよりもコストを抑えて、心筋細胞を効率よく確保できると期待されています。
福田教授は「極めて単純な方法なので、心臓の再生医療が大きく前進するのではないか」と話しています。
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