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茨城 皇室献上柿の審査会
11月15日 8時20分

茨城 皇室献上柿の審査会
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柿の生産が盛んな茨城県石岡市で、皇室に献上する柿の審査会が開かれました。

石岡市の八郷地区では、昭和の初めごろから柿の栽培が行われ、昭和30年代からは毎年、皇室に献上しています。
献上は八郷地区の3つの柿の出荷組合が交代で行っていて、14日は、ことしの献上を担当する「JAやさと園部柿部会」の選果場で、柿を選別する審査会が開かれました。
3人の生産者が持ち寄った収穫されたばかりの「富有柿」と呼ばれる柿、190個余りの中から、それぞれの出荷組合の代表者らが、へたが小さく、色づきや形のよいおよそ80個を選び取っていきました。
ことしも原発事故の影響が懸念されたため、収穫した柿の放射性物質の検査をしましたが、検出されなかったということです。
石岡市八郷柿振興協議会の塚谷一雄会長は「ことしは夏に雨が少なかったためか成長が遅れて、若干小ぶりとなりましたが、献上するのに十分な甘さのある柿に仕上がりました」と話していました。
生産者たちは、14日に選んだものから、15日にさらに72個を厳選して箱詰めし、16日に宮内庁と東宮御所に届けに行くことにしています。

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