第三極:民自公が批判「野合」「なぜ一緒」「責任乏しい」
毎日新聞 2012年11月17日 19時47分(最終更新 11月17日 23時36分)
日本維新の会と太陽の党の合流が決まった17日、既成政党側からは第三極をけん制する発言が相次いだ。
野田佳彦首相は視察先の東京都内で記者団に「小異を捨てて大同につくという言葉を安易に使うが、税金、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)含めての経済、外交・安保をどうするのかなど、小異ではないもの、大事なものも捨ててくっつくというのは野合になる」と批判した。
自民党の石破茂幹事長は広島市の講演で「太陽の党はなくなるそうだ。1週間ももたなかった政党は珍しい。歴史始まって以来のことではないか」と皮肉り、「橋下(徹)さんと石原(慎太郎)さんという人気者がいることはよく分かるが、なんで一緒になるのか今一つよく分からない」と疑問を呈した。
公明党の山口那津男代表も東京・池袋駅前の街頭演説で「経験もなく、ただ人気ばかりで責任感も乏しい」としたうえで「これからの日本を考えた時に、淡い期待にこの日本を委ねる時間的余裕はない」と語った。【飼手勇介、念佛明奈】