「LINE@(ラインアット)」が実現する「ハイパープッシュ・マーケティング」

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2012/11/19


これは熱すぎますね。大変楽しみ!

店舗・メディア・公共団体向けにビジネスアカウント「LINE@」サービスを提供開始 : LINE公式ブログ


月額5,250円で使える「LINE@(ラインアット)」

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LINEが「LINE@」という、低料金のビジネスアカウントを発表しました。

 今回の施策の中核を担うのが、中小企業向けに新たに提供するビジネスアカウント「LINE@(ラインアット)」だ。月額5250円という低価格でLINEをマーケティングに活用できるプランで、1万人以下のユーザーにメッセージやクーポン、キャンペーン情報などを一斉配信できる。12月上旬からエントリーを募集し、同社が審査した後で開設となる。

月額料金は掛かりますが、いってみれば、LINE版のフェイスブックページのような感じ。恐らく数万〜十万アカウント単位で新規開設されていくでしょう。新たなマーケティングチャネルが加わったことになります。


ただし、廉価版のアカウントは、制約として下記の2点が加わります。まぁ納得感のある範囲です。

・公式の導線は用意されない(自分で友だちを集めないといけない)
・配信可能な友だち数は最大1万人


LINE@の登録は12月上旬から。残念ながら「オンラインメディア・ECサイト運営などインターネットサービスを主事業としている企業はお取り扱い対象外となります」とのことなので、このブログは利用できなさそう。今後の開放を待つしかありませんね。


LINEが可能にする「ハイパープッシュ・マーケティング」

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マーケティング的に見た時のLINEの強みは、なんといってもプッシュの強さ。デフォルト設定だと、メッセージ送信時にスマホ通知が掛かるので、非常に高い確率でメッセージを開封してもらうことができます。もちろん、その分「うざい」と思われる危険も高いですが。

対するフェイスブックは、開封率(表示率)で見るとなかなか厳しいです(最近はリーチが下がってしまいましたし…)。せいぜいファン数の10〜20%に表示され、インタラクションが起こるのは1〜3%といったところでしょう。感覚的に、LINEは友だち登録した人の半分以上は開封しているのではないでしょうか。ここら辺ぜひ統計データ見たいですね。


スマホ通知という特性上、LINEはあらゆるマーケティングチャネルの中で、もっとも効率がよいプッシュ型メディアとなるでしょう。これまでのプッシュ型マーケティングと区別して、「ハイパープッシュ・マーケティング」なんて造語もつくってしまいたくなるレベル。

位置情報なども利用して、例えば「近くに店舗があるユーザーにだけクーポンを送付する」なんて出し分けもすぐに可能になりそう。フェイスブックも実現できていない、モバイルマーケティングの最先端事例がLINEから多数生まれてもおかしくはないでしょう。マーケティングツールとしてのLINEの進化にも注目していきたいところです。


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