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秀丸エディタ 強調表示定義ファイル

拙作の 秀丸エディタ の強調表示定義ファイル (JAVA, DTD) の紹介です。 これらの強調表示定義ファイルは zip ファイルにまとめて こちらのページ に置いてあります。 以下に強調表示定義ファイルを秀丸に読み込む方法を示します。 このページの記述内容や強調表示定義ファイルは秀丸エディタ 6.00 以降を対象にしています。 (このページで使っているイメージは秀丸 6.01 のものなので、それより新しいバージョンではイメージとは違っている部分があるかもしれません。またダイアログなどのイメージの背景やテキストの色などは Windows の設定によって違ってきます。)


強調表示定義ファイルの配置

ダウンロードした zip ファイルを解凍すると hidemaruhilight というディレクトリが作成されその中にタイプ(JAVA, DTD)ごとに分けたディレクトリが展開されます。 それぞれのディレクトリに hilight という拡張子の付いた強調表示定義ファイルがあるので、秀丸に読み込ませたいタイプの強調表示定義ファイルを保存・読み込み用の標準ディレクトリにコピーします。 例えば Java ソースの強調表示の場合は java というディレクトリにある java_kt.hilight というファイルを秀丸の設定ファイルの保存・読み込み用の標準ディレクトリにコピーします。

設定ファイルの保存・読み込み用の標準ディレクトリは秀丸のメニューの "その他 → 動作環境" をクリックして表示されるダイアログで設定できます。

動作環境設定のダイアログの "設定の対象" というリストから "環境" をクリックしたのが上のイメージです。 デフォルトでは "パス" の部分のテキストフィールドには何も記述されていません。 "設定ファイル用のフォルダ" のテキストフィールドに何も記述されていない場合には秀丸をインストールしたディレクトリ (デフォルトでは C:\Program Files\Hidemaru )が設定ファイルの保存・読み込み用の標準ディレクトリとなります。また、記述されているパスが存在しない場合は秀丸でオープンしているファイルのあるディレクトリが保存・読み込み用の標準ディレクトリと解釈されるようです。

秀丸 6.00 からは強調表示だけでなく、カラー、ツリー表示、複数行の強調に関する設定ファイルの保存や読み込みも行う事ができるようになりました。 これらの設定はまとめて1つの設定ファイルに保存する事が可能です。 設定ファイルの保存や読み込みを行う際に表示されるダイアログでは保存・読み込み用の標準ディレクトリ内に存在する拡張子が hilight のファイルがリストアップされます。

上のイメージでは秀丸をインストールしたディレクトリに conf というディレクトリを作成してそれを保存・読み込み用の標準ディレクトリに設定しています。 設定ファイルやマクロファイルがたくさんある場合などには専用のディレクトリを作成する事でそれらのファイルを管理しやすくなり、秀丸をインストールしたディレクトリもすっきりします。 ディレクトリの作成は好みの問題で必須ではないので、デフォルトのまま秀丸をインストールしたディレクトリを設定ファイルやマクロファイルの保存・読み込み用の標準ディレクトリとする場合には上のイメージの "パス" のテキストフィールドには何も入力しないようにします。

秀丸 6.00 には正規表現の為のライブラリーが2つありますが、ここで紹介する強調表示定義ファイルではデフォルトの HMJRE.DLL に設定されている必要があります。 上のイメージの "正規表現" の "正規表現のバージョン" が JRE32.DLL になっている場合には右の "DLLの変更" ボタンで HMJRE.DLL に設定してください(V1.79 などの DLL のバージョン番号は秀丸のバージョンによって違う可能性があります)。


DTD 強調表示定義ファイルの読み込み

DTD の強調表示定義ファイル (hidemaruhilight\dtd\dtd_kt.hilight) は設定ファイルの保存・読み込み用の標準ディレクトリにコピーしておいてください。

最初に DTD 用の設定を作成をします。 すでに DTD 用の設定がある場合にはスキップしてください。 まず秀丸にドラッグ&ドロップするなどして拡張子が DTD のファイルを開いてください。 メニューの "その他 → ファイルタイプ別の設定" をクリックすると、表示されるダイアログの上部に以下のイメージのように拡張子ごとの設定を作成・選択する部分があります。

"設定のリスト" ボタンをクリックすると表示されるダイアログの "新規" ボタンをクリックすると "新規設定" ダイアログが表示されます。

"新規設定" ダイアログで .dtd という拡張子のファイルに適用する設定の名前を入力します。 ここでは "dtdFile" となっていますが全角を含めて任意の名前を付けられます。 設定名を入力したら "OK" ボタンをクリックしてから "設定のリスト" ダイアログの "閉じる" ボタンをクリックします。 そして".DTDの設定" というラベルの右にあるドロップダウンリストから "dtdFile" (入力した設定名)を選択します。

次に "ファイルタイプ別の設定" ダイアログの左にある "設定の対象" のツリーの "表示とカラー" に含まれる "複数行コメント" をクリックします。 "複数行コメント" ラベルの右から "ユーザー定義" というラジオボタンをクリックすると上のイメージになります。 右側のボタン群の一番下の "読み込み" ボタンをクリックすると "強調表示などの読み込み" ダイアログが表示されます。

"強調表示などの読み込み" ダイアログで表示される設定ファイルのリストは ダイアログ一番下に表示されている "設定ファイル用フォルダ" 内の拡張子が hilight のファイルです。 リストに dtd_kt.hilight が無い場合にはこの "設定ファイル用フォルダ" にコピーしてからダイアログを開き直してください。 "設定ファイル用フォルダ" の指定方法は前述の通りです。 リストから dtd_kt.hilight をクリックしてから右側チェックボックスの "強調表示" と "複数行の強調" にチェックを入れてから "OK" ボタンを押すと下の様になるはずです。

このまま左の "設定の対象" のツリーの "表示とカラー" に含まれる "強調表示" をクリックしてください。

強調表示というチェックボックスにチェックを入れてから "OK" ボタンを押して "ファイルタイプ別の設定" ダイアログを閉じます。 色の設定は "ファイルタイプ別の設定" ダイアログの左の "設定の対象" のツリーの "表示とカラー" で行います。


Java 強調表示定義ファイルの読み込み

Java の強調表示定義ファイル (hidemaruhilight\java\java_kt.hilight) は設定ファイルの保存・読み込み用の標準ディレクトリにコピーしておいてください。

DTD の時と同様に拡張子が java の場合の設定を作成します。 ここでは javaFile という設定名にしていますが任意の名前を付けられます。 DTD と違い "複数行コメント" のラジオボタンは "言語指定" を選択して、 "言語" のリストでは "C言語/Java" を選択します。 次に左の "設定の対象" のツリーの "表示とカラー" に含まれる "強調表示" をクリックしてください。

"強調表示" チェックボタンにチェックを入れてから右側の "読み込み" ボタンをクリックします。

左側の設定ファイルのリストから java_kt.hilight をクリックして 右側チェックボックスの "強調表示" にチェックを入れてから "OK" ボタンをクリックします。

最後に "ファイルタイプ別の設定" ダイアログの "OK" ボタンをクリックして設定を有効にしてダイアログを閉じます。

色の設定は "ファイルタイプ別の設定" ダイアログの左の "設定の対象" のツリーの "表示とカラー" で行ってください。


JAVA

Java の強調表示の内容はとてもシンプルで以下ようになっています。
表示方法に設定されている部分の色の設定を好みにあわせて行ってください。

表示方法 対象
強調表示1 Javaのキーワード
強調表示2 Javaのコーディング規約に則って命名したクラスや定数
強調表示3 @ (J2SE5.0 以降でアノテーションに使用)
強調表示4 数値リテラルと true false null


DTD

DTD の強調表示の区分内容は以下のようになっています。
表示方法に設定されている部分の色の設定を好みにあわせて行ってください。

表示方法 対象
強調表示1 +  -(  ?  *
強調表示2 ( )  |  ,  &
強調表示3 #FIXED  #IMPLIED  #PCDATA  #REQUIRED
強調表示4 ELEMENT  ENTITY  ATTLIST
強調表示5 %  %[^ \t\r\n\v]+?;
強調表示6 ANY  CDATA  EMPTY  ENTITIES  ID
IDREF  IDREFS  NDATA  NMTOKEN
NMTOKENS  NOTATION  PUBLIC  SYSTEM
強調表示7 <!  >
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